「同棲を始めたいけど、初期費用っていくら用意すればいいの?」「準備は何から?タイミングは今でいいのかな」。好きな人と一緒に暮らすと決まると、うれしい気持ちと同じくらい、お金や段取りの不安が出てくるものですよね。
同棲をうまく始めるコツは、引っ越しの前に「お金」「暮らしのルール」「将来の見通し」の3つをふたりで話し合っておくことです。
この記事では、同棲の初期費用と毎月の生活費の目安、準備の流れと手続き、同棲を始めるタイミングやきっかけ・切り出し方、同棲の注意点、同棲あるある、そして婚活や結婚相談所で出会った相手との「お試し同棲」まで、同棲の始め方をひとつにまとめて紹介します。
📌 この記事でわかること
- 同棲の初期費用はいくら?引っ越し費用の内訳と目安
- 同棲の生活費はいくら?二人暮らしの月の費用と分担方法
- 同棲の初期費用・生活費を抑えるコツ
- 同棲の準備は何から?話し合うこと・物件選び・手続きの流れ
- 同棲を始めるタイミングはいつ?始めやすい時期と避けたい時期
- 同棲のきっかけと切り出し方|同棲したい気持ちの伝え方
- 同棲の注意点|幸せに暮らすために気をつけること
- 同棲あるある|楽しいこと・困ること
- 婚活相手・結婚相談所で出会った人との同棲(お試し同棲)
- 同棲についてよくある質問
同棲の初期費用はいくら?引っ越し費用の内訳と目安

賃貸の部屋を借りるときは、家賃のほかに敷金・礼金・仲介手数料・前家賃・保証会社の利用料・火災保険料などがかかります。敷金や礼金がない物件もあれば、それぞれ家賃1か月分以上かかる物件もあり、金額は物件ごとにかなり違います。
仲介手数料は、宅地建物取引業法にもとづいて上限が決められています。居住用の部屋では、貸す側と借りる側から受け取れる合計が家賃1か月分+消費税までで、借りる側からは原則として家賃0.5か月分+消費税まで(借りる側が承諾した場合は1か月分+消費税まで)とされています。実際には1か月分を請求されることも多いので、契約前に確かめましょう。物件を見るときは、家賃だけでなく「契約時にいくら必要か」の見積もりを、不動産会社に出してもらうようにしましょう。
| 費用の項目 | どんなお金か | 金額の考え方 |
|---|---|---|
| 敷金 | 退去時の修繕などにあてる預け金 | 0円〜家賃数か月分。物件によって違う |
| 礼金 | 大家さんに払うお礼のお金(戻らない) | 0円の物件も多い。物件によって違う |
| 仲介手数料 | 不動産会社に払う手数料 | 借りる側は原則0.5か月分+消費税まで(承諾があれば1か月分) |
| 前家賃・日割り家賃 | 入居する月と翌月の家賃 | 入居日によって変わる |
| 保証会社の利用料 | 連帯保証人の代わりに保証会社を使う費用 | 会社や契約によって違う |
| 火災保険料・鍵の交換費用 | 契約時に加入・支払いを求められることが多い | 見積もりで確認する |
| 引っ越し代 | 荷物を新居へ運ぶ費用 | 荷物の量・距離・時期で大きく変わる |
| 家具・家電 | ベッド、冷蔵庫、洗濯機、カーテンなど | 持ち寄れるものが多いほど安くなる |
同棲の初期費用をざっくり計算してみる
たとえば家賃10万円の部屋で、敷金1か月・礼金1か月・仲介手数料1か月分(税別)・前家賃1か月の物件だとすると、それだけで40万円を超えます。ここに保証会社の利用料や火災保険料、引っ越し代、家具・家電の購入費が加わります。
初期費用は「家賃の何か月分か」と「何を新しく買うか」でほぼ決まります。物件の見積もりと、買う物のリストを並べて、ふたりの予算を決めましょう。
これはあくまで計算の一例です。敷金・礼金のない物件や、フリーレント(入居後しばらく家賃がかからない)物件を選ぶと、初期費用は大きく下がります。

家具・家電は「持ち寄り+足りない物だけ買う」
一人暮らし同士の同棲なら、冷蔵庫や洗濯機、電子レンジ、炊飯器などは、どちらかが持っていることが多いはずです。ふたりの持ち物をリストにして、ダブっている物はどちらを持っていくか、足りない物は何かを確認しましょう。二人分の食材が入る冷蔵庫や、大きめの洗濯機に買い替えたいときも、まずは今ある物で始めて、暮らしてみてから決めると失敗が少なくなります。
引っ越し代は時期と方法で変わる
引っ越し代は、荷物の量や距離に加えて、引っ越しの時期でも大きく変わります。進学や就職、転勤が重なる3〜4月は依頼が集中しやすいため、日程に余裕があるなら、ほかの時期を選んだり、複数の業者から見積もりを取ったりすると、費用を抑えやすくなります。荷物が少なければ、単身向けのプランや、家族・友人の手を借りる方法もあります。
同棲の生活費はいくら?二人暮らしの月の費用と分担方法

同棲を始めたあとの毎月の生活費も、事前に見通しを立てておきたいところです。公的な統計で、二人暮らしの世帯がどんなことにいくら使っているのかを見てみましょう。
総務省の「家計調査」(2025年)で、二人以上の世帯のうち、世帯主が60歳未満の勤労者世帯で「2人世帯」の1か月の消費支出を見ると、平均は30万7,100円でした。内訳は次の表のとおりです。
ただし、この数字は世帯主の平均年齢が48.6歳で、持ち家の世帯も含んだ平均です。家賃・地代を払っている世帯は約3割なので、住居費は低めに出ています。賃貸で同棲するなら、実際の家賃に置きかえて考えてください。車の費用や交際費なども含まれているため、「みんなこれだけ使っている」ではなく、費目ごとの目安として見るのがおすすめです。
| 費目 | 1か月の平均 | 同棲で考えたいこと |
|---|---|---|
| 食料(うち外食) | 76,880円(17,642円) | 自炊と外食の割合をふたりで決める |
| 住居 | 28,420円 | 持ち家も含む平均。賃貸なら実際の家賃で計算 |
| 光熱・水道 | 20,434円 | 季節で変わる。夏と冬は多めに見ておく |
| 家具・家事用品 | 11,232円 | 日用品や洗剤など、共有の消耗品 |
| 被服及び履物 | 9,620円 | 各自のお金で払うカップルが多い項目 |
| 保健医療 | 13,965円 | 通院・薬代。各自か共有かを決めておく |
| 交通・通信 | 54,041円 | スマホ代(通信は11,511円)や車の費用 |
| 教養娯楽 | 29,672円 | 趣味・旅行・デート代など |
| その他(こづかい・交際費など) | 60,996円 | 個人のお金と共有のお金を分けて考える |
| 合計(消費支出) | 307,100円 | 税金・社会保険料は含まない |
生活費の分担方法は3パターン
同棲の生活費の分担は、主に「折半」「収入に合わせた割合で分ける」「項目ごとに担当を決める」の3つです。収入が近いなら折半、差があるなら割合で分けるなど、ふたりが納得できる形を選びましょう。
どの方法でも、「家賃・光熱費・食費・日用品」など、ふたりで使うお金の範囲をはっきりさせておくと、あとからもめにくくなります。
共通の財布・口座をつくると管理がラク
毎月決まった額をそれぞれが共通の口座や財布に入れ、そこから家賃や食費を払う方法は、同棲カップルにとって管理しやすいやり方です。レシートを割り勘する手間がなく、「今月はいくら使ったか」もひと目でわかります。ただし、結婚前は財産を分けておきたい人もいるので、共通口座に入れる額は生活費の分だけにしておくと安心です。
結婚後の家計のことも少し話しておく
同棲中の分担は、結婚後の家計管理の練習にもなります。結婚を考えているなら、貯金の目標や、将来の住まい、子どもについての考えも、少しずつ話題にしてみましょう。結婚後のお金については、新婚夫婦の生活費・家計管理・貯金のまとめでくわしく紹介しています。
同棲の初期費用・生活費を抑えるコツ

「思ったより初期費用が高い…」と感じても大丈夫です。物件の選び方や買い物の工夫で、同棲にかかるお金はかなり抑えられます。
お金を抑える工夫は、「最初に一度だけかかるお金」と「毎月かかるお金」に分けて考えるとわかりやすくなります。とくに毎月の家賃は、一度決めると長く続く固定費なので、背伸びしすぎないことが大切です。

✓ 同棲のお金を抑えるコツ
- 敷金・礼金なし、フリーレントの物件も候補に入れる
- 家賃は、ふたりの手取りを合わせた額から無理のない範囲で決める
- 家具・家電は持ち寄り、足りない物だけ買う
- 新品にこだわらず、リユース品や譲ってもらえる物も探す
- 引っ越しは繁忙期を避け、複数の業者から見積もりを取る
- スマホや電気・ガスの契約を見直す
家賃は「ふたりで払い続けられるか」で決める
家賃の目安として「手取りの3分の1まで」「4分の1まで」などいろいろな言い方がありますが、どれも決まりではありません。大切なのは、家賃を払ったあとに、食費や光熱費、貯金にまわすお金がきちんと残るかどうかです。どちらか一人の収入だけでも数か月は払えるか、という視点で考えておくと、転職や体調不良のときにもあわてずにすみます。
リユース品や譲り受けを上手に使う
フリマアプリやリユースショップを使えば、家具や家電を安くそろえられることがあります。家族や友人に「使っていない家電がないか」聞いてみるのもひとつの方法です。ただし、古い家電は電気代が高くなることもあるので、冷蔵庫やエアコンのように毎日長く動かす物は、年式も確かめて選びましょう。
毎月の固定費は最初に見直す
同棲を始めるときは、スマホの料金プランや電気・ガスの契約、各種サブスクリプションを見直すよい機会です。ふたりで同じサービスに入っているなら、どちらかにまとめられないかも確認してみましょう。最初に一度見直しておくだけで、毎月の生活費が下がり、貯金にまわせるお金が増えます。
同棲の準備は何から?話し合うこと・物件選び・手続きの流れ

同棲の準備は、気持ちが盛り上がっているうちに勢いで進めがちです。でも、引っ越してから決めようとすると、もめる原因になることも。準備の流れを確認して、ひとつずつ進めていきましょう。
同棲の準備には、引っ越しの段取りだけでなく、ふたりの話し合いや家族への報告も含まれます。一般的には、引っ越しまでに2〜3か月ほど見ておくと、余裕を持って進められます。
✓ 同棲を始めるまでの流れ
- 同棲したい気持ちと、将来の見通しを話し合う
- 時期・エリア・予算(家賃と初期費用)を決める
- お金の分担と家事などの暮らしのルールを話し合う
- 必要に応じて、お互いの家族に報告・挨拶をする
- 物件を探して契約する(今の部屋の解約時期も確認)
- 引っ越し業者を決め、家具・家電を準備する
- 引っ越し後に住民票の異動などの手続きをする
同棲前に話し合っておくこと
同棲前に決めておきたいのは、お金の分担、家事の分け方、生活リズム、一人の時間の取り方、友人を家に呼ぶときのルール、そして結婚についての考え方です。
とくに「同棲は結婚の準備なのか、まずは一緒に暮らしてみたいのか」という目的がずれていると、あとで大きなすれ違いになります。気まずくても、最初に言葉にしておきましょう。
間取りは「ふたりの時間」と「一人の時間」で選ぶ
同棲カップルに人気の間取りは1LDKや2DK、2LDKです。一緒に過ごす時間を大切にしたいなら1LDK、生活リズムが違う・在宅勤務がある・一人の時間がほしいなら、部屋が2つある2DKや2LDKが向いています。収納の量や、洗面所・脱衣所の広さ、寝室とリビングが離れているかなども、暮らしやすさに直結するポイントです。
今の部屋の解約時期を確認する
賃貸の部屋は、解約を何か月前までに伝えるかが契約で決まっています。新しい部屋の家賃と今の部屋の家賃を二重に払う期間が長くならないよう、ふたりの今の部屋の契約内容を先に確認しておきましょう。更新月が近いなら、そこに合わせて同棲を始めるのも合理的です。
住民票の異動と世帯主のこと
引っ越したら、住民票を新しい住所に移す手続きが必要です。同棲の場合は、ふたりともそれぞれを世帯主にする方法と、どちらかを世帯主にしてもう一人を同じ世帯に入れる方法があります。どちらにするかで、住民票に載る内容や、会社の手当、各種手続きに影響することもあるので、迷ったら役所の窓口や勤務先に確認してから決めましょう。運転免許証や銀行、クレジットカード、スマホなどの住所変更も忘れずに。
家族への報告・挨拶はどうする?
同棲を家族に伝えるかどうか、挨拶に行くかどうかは家庭によって考え方が違います。ただ、あとから知った家族が心配したり、関係がこじれたりすることもあるので、少なくとも「誰と、どこに住むのか」は伝えておくと安心です。緊急時の連絡先として住所を知っておいてもらえるのもメリットです。
最初にそろえたい家具・家電・日用品
引っ越し当日からすぐに必要になるのは、カーテン、照明、寝具、冷蔵庫、洗濯機、トイレットペーパーやタオルなどの日用品です。照明やエアコンは、物件にもともと付いているかどうかを内見のときに確認しておきましょう。ソファや大きな収納家具は、暮らし始めて部屋の使い方が決まってから買っても遅くありません。
同棲を始めるタイミングはいつ?始めやすい時期と避けたい時期

「付き合って何か月で同棲するのがいいの?」という質問はよくありますが、期間よりも、ふたりの気持ちと生活の準備がそろっているかどうかのほうが大切です。
同棲を始めるタイミングに「付き合って何年目」という正解はありません。付き合って1年ほどで同棲するカップルもいれば、婚約してから一緒に住むカップルもいます。下の表を参考に、今のふたりの状況を確認してみてください。
| タイミング | 始めやすい理由 | 気をつけたいこと |
|---|---|---|
| お互いの部屋の更新時期 | 解約や更新料の負担を減らしやすい | 時期に合わせて急いで決めない |
| 転勤・転職などの生活の変化 | 引っ越しのきっかけにしやすい | 新しい仕事に慣れるまでの負担も考える |
| 結婚を意識し始めたとき | 結婚後の暮らしを確かめられる | 結婚の時期の見通しも話しておく |
| プロポーズ・婚約のあと | 結婚準備や両家の話を進めやすい | 結婚式などの準備と引っ越しが重なる |
| どちらかが乗り気でないとき | (避けたいタイミング) | 気持ちがそろうまで話し合う |
| 仕事が忙しく話し合う時間がないとき | (避けたいタイミング) | ルールを決めないまま始めるともめやすい |
結婚と同棲のタイミングはどう考える?
結婚を考えているなら、同棲を始める前に「いつごろ結婚したいか」をふたりで話しておくと安心です。同棲が心地よすぎて、結婚のきっかけがつかめないまま年月がたってしまうカップルもいます。「1年後をめどに結婚について話し合おう」など、ゆるやかな目安を決めておくと、ずるずる続くのを防げます。
避けたいのは「どちらかだけが急いでいる」とき
片方が同棲に乗り気でないまま始めると、一人の時間がなくなった、思っていた暮らしと違った、と不満がたまりやすくなります。相手がためらっているときは、何が不安なのかを聞いてみましょう。お金のこと、仕事のこと、家族のことなど、理由がわかれば一緒に解決策を考えられます。
30代の同棲は「結婚の見通し」をより具体的に
30代で同棲を始めるなら、結婚や出産、住まい、仕事についての考えを、20代のとき以上に具体的に話しておくのがおすすめです。年齢に合わせて叶えたいことがある場合は、同棲を始める前にそれをお互いに伝えておくと、あとから「そんなつもりじゃなかった」とすれ違うのを防げます。
同棲のきっかけと切り出し方|同棲したい気持ちの伝え方

「同棲したいけど、どう切り出せばいいかわからない」という人も多いはずです。同棲を考えるきっかけと、相手に伝えるときのコツを紹介します。
同棲のきっかけでよく聞くのは、「会う時間をもっと増やしたい」「家賃や生活費を節約したい」「結婚前に一緒に暮らしてみたい」「部屋の更新や転勤が重なった」といった理由です。気持ちの面と、お金や生活の面の両方がそろったときに、同棲の話が進みやすくなります。
同棲したい理由・きっかけに多いもの
毎日顔を合わせられる安心感、一緒にごはんを食べられる楽しさ、行き来する時間や交通費が減ること、家賃や光熱費をふたりで分けられることなどが、同棲したい理由としてよく挙がります。
結婚を考えている人にとっては、「結婚前に生活習慣や金銭感覚を確かめたい」というのも大きなきっかけです。
相手が同棲をためらう理由
同棲に慎重な人は、「一人の時間がなくなりそう」「結婚のタイミングを逃しそう」「別れたときに大変そう」「家族にどう説明するか悩む」といった不安を持っていることがあります。誘いを断られたからといって、気持ちがないとは限りません。不安の理由を聞いて、一人の時間の取り方やお金のルール、結婚についての考えなどを一緒に話し合ってみましょう。
例文:同棲したい気持ちの伝え方
✎ 同棲したい気持ちの伝え方
「最近、一緒にいる時間がもっとあったらいいなって思ってるんだ。一緒に住むこと、考えてみない?」
「今の部屋、来年の春で更新なんだよね。そのタイミングで一緒に住むのはどうかな」
「いきなり決めなくていいから、もし一緒に住むならどんな部屋がいいか、話してみたいな」
「お互い一人の時間も大事にしたいから、部屋は2つあるところがいいなと思ってる」
💡 ポイント
結論を急がず「一緒に考えたい」という形で伝えることです。冗談めかすと本気だと伝わりにくいので、落ち着いて話せるときに、素直な気持ちを言葉にしてみましょう。
女性から誘ってもいい?
同棲の話は、どちらから切り出してもかまいません。「言い出すのはどちらの役目」という決まりはないので、一緒に暮らしたいと思った人から伝えれば大丈夫です。大切なのは、誘ったあとに相手の考えをきちんと聞き、ふたりで納得して決めることです。
同棲の注意点|幸せに暮らすために気をつけること

同棲は楽しいことも多い一方で、生活をともにするからこそのトラブルもあります。よくある注意点を知っておくと、もめごとを小さいうちに解決しやすくなります。
家事の分担を「なんとなく」にしない
同棲のもめごとで多いのが、家事の負担の偏りです。気づいた人がやる、というやり方は、気づきやすい人ばかりが負担を抱えがちです。
性別で役割を決めるのではなく、ふたりの得意・不得意や帰宅時間に合わせて分担し、ときどき見直しましょう。
料理は早く帰ったほうが作る、ゴミ出しは朝早く出るほうが担当する、週末にまとめて掃除するなど、具体的に決めておくと「やった・やらない」でもめにくくなります。
お金の使い方は、共有と個人を分ける
ふたりのために使うお金と、それぞれが自由に使うお金の線引きがあいまいだと、「なんでそれに使ったの?」という不満が出やすくなります。共有のお金の範囲と、相談せずに使ってよい金額の目安を決めておくと安心です。
生活リズムの違いを確かめておく
起きる時間や寝る時間、休日の過ごし方が大きく違うと、同じ部屋にいても会話が減ってしまうことがあります。夜勤やシフト勤務がある場合は、寝室を分ける、音や明かりに気をつけるなど、暮らし方を工夫しましょう。
相手の物やスマホを勝手に触らない
一緒に暮らしていても、相手の持ち物やスマホ、郵便物はその人のものです。勝手に片づけたり、中身を見たりすると、信頼関係が大きく揺らぎます。気になることがあるときは、触る前に言葉で聞くようにしましょう。
友人や家族を呼ぶときは事前に相談する
ふたりの家は、どちらか一人だけの家ではありません。友人や家族を呼ぶとき、泊めるときは、事前に相手の了承を取りましょう。逆に、相手の友人が来るときに一人で過ごせる場所を確保しておくなど、お互いが気をつかいすぎない工夫も大切です。
一人の時間もふたりの時間も大切にする
一緒に住むと、どうしても一人の時間は減ります。一人で過ごしたいときは、それが相手を嫌いになったからではないことを伝えたうえで、時間をもらいましょう。反対に、すれ違いが続いて寂しいときは、週に一度は一緒にごはんを食べるなど、ふたりの時間を意識してつくることも大切です。
同棲あるある|楽しいこと・困ること

実際に同棲を始めると、どんなことが起こるのでしょうか。同棲中のカップルがよく感じる「楽しいこと」と「困ること」を集めてみました。
| 同棲あるある | よくある場面 | うまく付き合うコツ |
|---|---|---|
| 家に帰ると相手がいてうれしい | その日の出来事をすぐに話せる | 「おかえり」「ありがとう」を言葉にする |
| 一緒にごはんを食べる時間が楽しい | 献立を考えたり、二人で料理したりする | 作る人と片づける人を分ける |
| 休日の予定がすぐ立てられる | 思いついたときに出かけられる | たまには別行動の日もつくる |
| 家事の負担が偏る | 気づいた人ばかりがやってしまう | 分担表をつくり、定期的に見直す |
| 一人の時間が減る | ずっと一緒で疲れてしまう | 一人で過ごす時間を予定に入れる |
| 生活習慣の違いが気になる | タオルの使い方、片づけ方、物の量の違い | どちらが正しいかではなく、ふたりのルールを決める |
楽しいあるある:毎日会えるだけでうれしい
同棲していちばん大きいのは、会う約束をしなくても毎日顔を合わせられることです。仕事で疲れた日に話を聞いてもらえたり、体調を崩したときに支え合えたりと、「一緒に暮らしていてよかった」と感じる場面はたくさんあります。
楽しい時間を長く続けるためには、慣れてきても感謝の言葉を省かないことが大切です。
困るあるある:家事のやり方の違いでもめる
洗濯物のたたみ方や干し方、掃除の頻度、食器を洗うタイミングなど、育った家庭によって「当たり前」は違います。相手のやり方が気になったときは、責めるのではなく、「私はこうしてきたんだけど、どうする?」と相談の形で話すと、ふたりのやり方を見つけやすくなります。
困るあるある:ずっと一緒で疲れてしまう
仲がよくても、一日中一緒にいると疲れを感じることがあります。それは気持ちが冷めたからではなく、自然なことです。休日の半日は別々に過ごす、寝る前の時間はそれぞれの趣味にあてるなど、ふたりにちょうどいい距離感を探してみましょう。
困るあるある:機嫌が悪い日のぶつかり合い
仕事で疲れているときなど、相手の機嫌が悪い日もあります。そんなときに言い返すと、ささいなことが大きな喧嘩になりがちです。その場ですぐに話し合おうとせず、少し時間を置いてから「さっきはどうしたの?」と聞くほうが、お互いに落ち着いて話せます。
婚活相手・結婚相談所で出会った人との同棲(お試し同棲)

婚活で出会った相手と付き合い始めると、「結婚前に一緒に暮らしてみたい」と考える人もいます。いわゆる「お試し同棲」のメリット・デメリットと、進め方の注意点を紹介します。
婚活で出会ったカップルは、交際期間が短いまま結婚を考えることも少なくありません。そのぶん、結婚前に生活習慣や金銭感覚を確かめておきたい、という気持ちが生まれるのは自然なことです。
お試し同棲のメリット
一緒に暮らすと、デートだけでは見えない生活習慣や、お金の使い方、疲れているときの様子がわかります。結婚後の暮らしを具体的にイメージできるのが、いちばんのメリットです。
家賃や光熱費を分けられるため、結婚に向けてお金を貯めやすくなる面もあります。
お試し同棲のデメリット
一方で、うまくいかなかったときに別れにくい、共同で買った家具や部屋の契約をどうするかでもめやすい、同棲が心地よくて結婚の話が進まなくなる、といったデメリットもあります。お金の負担が片方に偏ると、不満がたまりやすい点にも注意が必要です。
結婚相談所で同棲を考えるときは規約を確認
結婚相談所によっては、交際中の宿泊や同棲について独自のルールを設けていることがあります。同棲を考え始めたら、まず担当のカウンセラーに相談し、規約や成婚退会のタイミングを確認しましょう。成婚退会をして結婚が決まってから、新居での暮らしを始めるカップルもいます。
お試し同棲を結婚につなげるコツ
期間の目安(たとえば半年や1年)、お金の分担、家事のルール、うまくいかなかったときにどうするかを、始める前に決めておきましょう。暮らしの中で我慢できないことが出てきたら、ため込まずに話し合うことも大切です。一人の時間も大事にしながら、「この人と結婚したら、こんな毎日になる」というイメージをふたりで確かめていきましょう。
同棲についてよくある質問
同棲の初期費用は二人でいくら用意すればいいですか?
物件の条件によって大きく変わるため、決まった金額はありません。まずは住みたい部屋の家賃を決め、敷金・礼金・仲介手数料・前家賃などの見積もりに、引っ越し代と家具・家電の購入費を足して計算してみてください。敷金・礼金のない物件を選んだり、家具・家電を持ち寄ったりすると、初期費用を抑えられます。
同棲の初期費用は折半するべきですか?
折半にするカップルも多いですが、収入に差があるなら、収入に合わせた割合で分ける方法もあります。どちらかが多く出す場合は、その分をどう考えるか(別れたときに家具をどうするかなど)も話しておくと、あとでもめにくくなります。
同棲の生活費は月いくらかかりますか?
総務省「家計調査」(2025年)では、世帯主が60歳未満の勤労者世帯の2人世帯で、1か月の消費支出は平均30万7,100円でした。ただし持ち家の世帯や車の費用なども含んだ平均です。同棲なら、実際の家賃に食費・光熱費・通信費・日用品などを足して、ふたりの予算を立てるのが確実です。
同棲は付き合ってどれくらいで始めるのがいいですか?
決まった期間はありません。お互いの性格や価値観をある程度知り、お金や家事、将来について落ち着いて話し合えるようになってから始めると、すれ違いが起きにくくなります。部屋の更新時期や転勤など、生活の区切りに合わせるカップルも多いです。
同棲するとき、親への挨拶は必要ですか?
必須ではありませんが、家族に伝えずに同棲を始めると、あとで知った家族が心配することがあります。挨拶に行くかどうかは家庭の考え方によるので、まずはそれぞれが自分の家族に話してみて、必要に応じて挨拶の場を設けるとよいでしょう。
同棲の準備で最初にすることは何ですか?
最初にすることは、ふたりの話し合いです。同棲の目的、時期、エリア、家賃の予算、お金の分担、家事のルールを話してから物件探しに進むと、引っ越したあとにもめにくくなります。
同棲を始めると結婚が遠のきますか?
同棲がきっかけで結婚を決めるカップルもいれば、心地よさに慣れて結婚の話が進まなくなるカップルもいます。結婚を考えているなら、同棲を始める前に「いつごろ結婚について話し合うか」の目安を決めておくと安心です。
▶︎同棲中に喧嘩してしまった!原因・解決方法・NG行動を解説
▶︎同棲生活は楽しい?嬉しい瞬間と楽しくするためにできることを紹介
まとめ
同棲の初期費用は、敷金・礼金・仲介手数料・前家賃などの部屋を借りるお金、引っ越し代、家具・家電の購入費で決まります。物件の見積もりと買う物のリストをもとに、ふたりの予算を立てましょう。
毎月の生活費は、総務省「家計調査」(2025年)で、世帯主が60歳未満の勤労者世帯の2人世帯の消費支出が平均30万7,100円でした。持ち家の世帯なども含む平均なので、実際の家賃に置きかえて、費目ごとの目安として使ってください。
同棲をうまく始めるには、お金の分担、家事などの暮らしのルール、結婚を含めた将来の見通しを、引っ越す前にふたりで話し合っておくことが大切です。
同棲は、ふたりの暮らし方を一緒につくっていく時間です。楽しいことも困ることも言葉にしながら、ふたりにとって心地よい毎日を育てていってください。



同棲の初期費用は、大きく分けると「部屋を借りるお金」「引っ越しのお金」「家具・家電をそろえるお金」の3つです。いちばん大きいのは部屋を借りるお金なので、まずは家賃を基準に考えてみましょう。