今の時代、結婚前に同棲することが増えてきています。ここでは、同棲のメリット・デメリット・改善策についてお話しします。
目次
同棲のメリット
同棲のメリットは大きく3つでしょう。
- お金を節約できる
- 二人の時間が増える
- 支え合うことができる
お金を節約できる
同棲するには次のようなお金がかかります。
- 引越しの初期費用
- 家賃
- 食費
- 電気代・ガス代・水道代などの固定費
などです。一人で全て払っていこうとするとかなり負担になり、生活も苦しくなってしまいます。そこで、同棲すると次のようなメリットがあります。
- 初期費用を抑えつつもより良い条件の部屋に引越しすることができた
- 固定費を折半したことで負担が軽減した
- 節約できたお金で旅行に行ったり、結婚式に向けて貯金できた
お互いの負担が減るだけでなく、二人の時間がより充実したり、将来に向けて貯金したりできます。
二人の時間が増える
同棲すると必然的に二人で過ごす時間が増えます。その中で、相手の様々な面を新たに発見できます。
- デートでは見ることのできない相手の性格や癖、育ちがわかる
- 家事の何が得意で、何が苦手なのか知ることができる
- 洗濯物のたたみ方、お風呂の使い方、掃除の頻度など、生活習慣を知ることができる
などです。将来、結婚を考える相手だからこそ結婚する前に相手のことをより知っておくことで結婚生活をイメージすることができます。
結婚してから、「こんなはずじゃなかった。」なんて後悔することを防ぐことができそうです。
支え合うことができる
同棲により二人で協力して生活することで次のようなメリットもあります。
- 家事を分担することで、負担が軽減する
- 仕事で辛いことがあった時、話を聞いてくれる
- 風邪を引いた時、看病してくれる など
仕事でどちらかが遅くなった時、早く帰った方がご飯を作ったり、時間がある方が洗濯物を干したりと家事を分担することで負担が軽減します。
また、仕事の悩みや今日会ったことをいつでも聞いてくれる相手がいることは、精神的にも安定することができます。
同棲のデメリット
一方でデメリットはなんでしょう?同棲を始めた人は以下のように感じているようです。
- 一人の時間が少なくなる
- 揉め事が増える
- 結婚のタイミングがわからなくなる
一人の時間が少なくなる
二人で生活すると必然的に自分の時間は少なくなります。
- 家に帰ってから自分の好きなことができなくなる
- 帰る時間、飲み会などの予定を知らせなければならない
- 人付き合いが減る
一人暮らしの時は、自分のしたいように予定を入れたり飲み会に行ったりと自由にできましたが、同棲となると家に帰ってから自分の時間がなくなるのはもちろん、密に予定を知らせておかなければなりません。
それが、面倒に思ったり束縛に感じてしまう人もいるかもしれませんね。
揉め事が増える
一緒にいる時間が増えると今まで以上に揉め事が増えてしまいます。
- 家事をきちんとしてくれない
- お金のことで揉める
- 生活習慣の違いで、喧嘩になる
- 帰宅時間など連絡をきちんとしてくれない など
特に生活習慣の違いによる喧嘩は同棲ならではの揉め事です。
- 服が脱ぎっぱなしで置いてある
- 洗濯物の干し方が違う
- トイレの使い方が違う(便座、ふた)
- お風呂の使い方が違う
- 料理の味付けが違う
自分は常識だと思っていたことが、相手には理解してもらえないことがたくさん出てきます。特に、関西・関東育ちのカップルなど、出身地によるギャップは大きく、初めは戸惑うことが多いようです。
結婚のタイミングがわからなくなる
同棲生活は、大好きな人と過ごし毎日楽しく充実した日々です。しかし、その反面、結婚のタイミングがわからなくなることがあるようです。
- プロポーズのタイミングがわからない
- すでに理想の生活をしているから、結婚を求めなくなる
- 結婚しても今と変わりない生活なら、結婚しなくてもいいのではないかと考え始める
同棲すると、すでに理想の生活を手に入れていることになります。特に男性は「わざわざ結婚しなくても。」と考えるようになる人もいるようです。
また、同棲をしたからこそ、以前のドキドキ感や相手に対する気持ちも変化し、新鮮味がなくなってしまうようです。
デメリットの改善策
同棲するにあたって様々なデメリットを紹介しました。では、どのようにデメリットを改善していけばいいのでしょう。
間取りを考える
一人の時間が少なくなる。というデメリットには、部屋の間取りを考えると改善することができます。
2DK
2DKとは、2部屋+ダイニングキッチンという間取りです。二部屋あるので、それぞれが自分の部屋を持つことができます。趣味や一人の時間を大切にしたいと考えているカップルにオススメです。また、相手が就寝してから帰宅する場合、相手に気を使うことなく過ごすことができます。生活リズムが真逆のカップルにもオススメです。
1DK
1DKとは、一部屋+ダイニングキッチンという間取りです。間取りとしては狭いですが、2人でずっと一緒にいたいと思うカップルにはオススメです。また、初期費用や家賃が安いため、引越し費用・固定費を抑えることができます。ただ、喧嘩した時は気まずい雰囲気になってしまいます。
1LDK
1LDKとは、一部屋+リビング+ダイニングキッチンという間取りです。リビングがあるので、二人でテレビを見たり本を読んだり会話を楽しんだりと、共有スペースができて本当の新婚生活のようになります。また、一人になりたかったり喧嘩してしまった時は、部屋に行って過ごすことができます。
部屋を選ぶ時は、相手としっかり話し合って選びましょう。
事前にお金のこと、家事のことを話し合っておく
いざ、同棲生活が始まると、「家賃は払ってくれるんじゃなかったの?」「家事は全部してくれるんじゃないの?」と、すれ違いからスタートなんて避けたいですよね。
同棲が始まる前に次のことをしっかり話し合っておきましょう。
初期費用、家賃、ガス代など生活費の支払い
全て折半するのか、家賃は相手が負担し、ガス代などの生活費は自分が負担するのか、形は様々あります。お金のことなので後々トラブルになることもあります。同棲生活が始まる前にしっかり話し合っておきましょう。
家事の分担
家事の分担で揉めることが多いです。洗濯物・料理は自分、お風呂掃除と部屋の掃除は相手、などきっぱりと担当を決める方法と、あえてきっぱりと決めずに、「料理は早く帰った方が作る」など、場面に応じたルールを決めるのも良いかもしれます。
いずれにしても、お互いが納得できるようにしっかり話し合いましょう。また、家事は、生活習慣や育ちからズレが起きる可能性があります。同棲生活が始まってからも、随時ルールややり方を確認することが大切です。
同棲が始まる前に、二人でしっかりとイメージしておくことが大切です。
同棲の期限を決めておく
同棲を始めると「結婚のタイミングがわからなくなった」「結婚しなくてもいいかも。」と思ってしまうことがあります。特に男性はそのような傾向があるようです。それを避けるために、同棲の期限を決めることがいいでしょう。「1年同棲して結婚を考えられなかったら別れる。」と、事前に約束しておきます。そうすることで結婚を意識して同棲生活をすることができます。また、入籍した際は引越ししたり新しい家具を購入したりすることで、新鮮味を味わうことができます。
まとめ
同棲のメリット、デメリット、改善策はいかがでしたか?大好きな人と生活することは本来とても楽しいことです。
しかし、事前に話あったり準備を怠ったりするとトラブルになったり傷ついたりします。事前に二人で同棲についてのイメージをしっかり共有し、幸せな生活をスタートさせてくださいね。