「婚活がうまく行かない理由は、『努力の仕方を間違っている』この一点に尽きます」数々の女性を成婚に導いてきた結婚相談所イノセントのアドバイザー、永島一之さんは、婚活しているのに結婚できない女性の「努力」の多くが「無駄どころかマイナスになっている」と言います。
この記事では、そろそろ真剣に婚活を考えようというあなたに、婚活のプロ・永島さんから、婚活現場で起きているリアルな失敗例に基づいたバーチャルカウンセリングをお届けします。
読んでいただければ、婚活市場の実情から、婚活を始めたら実際どのような努力をしていけば良いのか。までわかりますのでぜひご参考ください。
また、イノセントさん監修の過去記事も記載しておきます。
目次
①「服装やメイクは男ウケがすべて」から解放されましょう
いざ婚活を始めようとすると、「どんな服装がいいんだろう?」や「メイクはどうしたら?」と悩んでしまう人も多いのではないですか?
一般的には、男ウケや「モテ」を意識した服装がいいとされていますが、永島さんは婚活では必ずしもそれが正解ではないと言います。
「確かに男ウケやモテを狙った格好はたしかに婚活の『正解』なような気がしますよね。確かにそれ自体に間違いはないのです。ただ、ここがポイントで”その格好がみんなに似合うわけじゃありません”。
冷静に考えれば当たり前のことですが、“男”はみんな同じ服装、メイクが好きなわけじゃありませんよね。人の好みは十人十色なので、この格好がいい!とピンポイントで指定することはできませんし、仮にその格好が似合わなかったらもう打つ術が無くなってしまいます。
なるほど!「みんなに似合う訳ではない。」確かにそうですよね。つい婚活となると頭が硬くなっていました。。。
それともう一つ、婚活の目標はあくまでも”結婚”です。普段の自分を無視して、男性ウケのする格好をしていてもどこかのタイミングで、素の自分を見せなければいけない時がきます。余計な気を張り続けるのは大変なものです。そういう意味でも早めに自分に似合った格好を見つけるべきだと考えます。
確かに。。好きな格好かつ、その格好が似合っていて相手からも良く思われるのであれば、それよりいいことはないですね!!
自身に似合う服装やメイクというのは必ず存在します。当然逆も然り。まずは”どんなものが自分に一番似合うのか”というのを知ることからはじめましょう。
- あくまで目的は結婚
- 男ウケ<自分に似合うものを
②婚活マニュアルは悪循環への入り口に
就職活動と同じように、世間では婚活にも「攻略法」が書かれた雑誌やマニュアル本が溢れています。ついマニュアルに頼りがちになりますが、でも実はこの行動が悪循環への入り口であると永島さんは言います。
これはなんとなくわかる気がします。なんの活動でもそうですけど、マニュアルに縛られている人でうまく行っている人ってあまり見ないですもんね!
そうなんです。ただ、婚活の場合は、周囲に宣言して始めることの方が少ないので、たとえば服装、メイクに対して『それ似合ってないよ』と指摘してくれる人がいません。そんな焦りやネガティブな気持ちが膨らんでいくと、ついつい目に見えるもの、わかりやすいものを変えようとしてマニュアルに頼りがちになってしまうんですよね。
でもそうなると、良かれと思ってした努力が自分の価値を下げてしまう場合も非常に多い。さらに結果が出ないから他にも何かを変えようと必死になり、もうわけがわからなくなってしまった人はたくさん見てきました。
せっかく努力しているのになんか勿体無いですね。。。泣
本当にその通りです。全員に当てはまる攻略法など存在しません。一人ひとり個性があるのでそこを活かすことが婚活成功へのカギになります。
「ゆるふわコーデでキュートに!」「婚活では清楚がモテ度高め」そんな煽り文句に負けて、自分を見失うのは絶対NG。変えるべきは表面的なことではなく、戦略や行動です。
表面ばかりにとらわれるのはNG。自分自身をよく分析し、自身に合った婚活場所や、方法、ファッションを磨くということが大切ということですね。また、固定概念にとらわれず他の婚活者やWebでの情報を含む多くの情報を収集することが大切だと言えるでしょう。
- マニュアル頼りはNG
- 自分の個性を活かそう
- 多くの情報を取り入れよう
③:女性は売り手市場という認識は改めましょう
婚活は女性が売り手市場。なんだかひと昔前まで常識だった気がします。しかし永島さんは、「女性が売手市場」という認識で婚活を始める女性は、スタートでほぼ100%つまずくことになると断言します。
え?婚活市場って女性の方が圧倒的に優位だと思っていましたけど違うんですか?
この点はどちらかというと「マインド」の部分のお話になります。
これから婚活を始める人に声を大にして言いたいのは、『戦う場所を間違えないで!』ということですね。どういうことかというと、婚活市場では自分の価値を高く見積もってしまうがゆえの失敗がとても多いんです。
自分の婚活市場価値が実際と釣り合っていない場合が多いということですか?
そうです。婚活市場ではイメージ的に、男性が余っていて女性は選ぶ側だと思っている人っていまだに多くて。なので、数ある選択肢の中から自分が選ぶという『上から目線』のマインドで婚活を始める女性は意外に多いんです。
そういった方は婚活を始めてすぐ、「あれ?なんか思ってたのと違う」と思う女性がほとんど。でもそれは間違ってなくて例えば多くの結婚相談所なんかでは在籍会員は女性の割合の方が高かったりします。
そうなんですね!完全に私も婚活していたら仰るようなマインドで活動していたと思います。。。
(笑)。婚活は選ぶ立場であるのと同時に、選ばれる立場。つまり対等。という気持ちで望むことが大事になってきます。
確かに恋愛でも友だちでもなんでも「いい関係」を築くためには対等な関係が必須になります。”選ぶ”という上から目線は絶対にやめた方が良さそうです。
- 婚活=女性売り手市場ではない
- 上から目線は絶対にNG
- 自分の中での価値と実際の価値の乖離を無くそう
④:恋愛(マッチングアプリ)と婚活(結婚相談所)はまったくの別物
先ほどの話と少し繋がってくるのですが、婚活の際、”選ぶ側”であると錯覚する原因の一つに「マッチングアプリによる影響」が挙げられます。マッチングアプリを使いカジュアルに付き合うだけなら、たしかに女性は“売り手市場”。『いいね』はたくさんもらえるし、メッセージもたくさん来るでしょう。
確かにそうですね!マッチングアプリを複数登録している私の友人も一緒にいるときひっきりなしに携帯鳴ってます。
ただ、本格的な婚活となると違います。『いいね』は無料だったけど、”お見合い”の場合の申し込みはその都度お金がかかる場合も多い。ある程度お金がかかるとなるとその分慎重になりますよね?要はいざ婚活となると、状況は一変するのです。
さらに結婚相談所のリアルな男女比は女性が6割に対し男性は4割程度。恋愛市場と婚活市場ではまったく状況が違います。
なるほど。。恋活(マッチングアプリ)のマインドを婚活(結婚相談所)に持ち込んではいけないということですね!それに、結婚相談所では男性って圧倒的に少ないことに驚きました。
そうなんです。しかもただでさえ少ない男性たちなのに、彼らはお相手探しのフィルターで『35歳まで』という年齢制限を設けて探す場合がとても多いんです。
男性側の年齢にかかわらず、結婚後に子どもを持ちたいという希望で条件が決まってくる側面もあるので男女比はさらにいびつになってしますよね。だからこそ違いを理解した上で、自分の婚活市場における立ち位置、本当の価値をしっかり見つめ直して、戦略的に婚活をすることが大切になってきます。、
本格的に結婚相談所などを使って婚活する際は、恋活での経験をひきずらない。そして、婚活市場での現状をしっかり受け入れることが必要となってきそうです。
- 恋活と婚活は別物であるという認識を持つ
- 結婚相談所では男性の方が売り手市場
⑤:戦う場所を間違えなければ勝算は見出せます
ではどのように活動すれば婚活がうまくいくのでしょうか?永島さんは実例をもとに説明を続けます。
一つ実例を出しながらお話しますね。
見た目はすごくきれいで30代になったいまも街で男性から声をかけられることもある。間違いなくモテる女性がいました。しかし、彼女はバツイチ子持ち。残念なことにこの時点で婚活市場では最初の出会いにもたどり着けないなんてことがあるんです。
例えばみなさんが男性を探す際にいろいろな条件をつけて検索するように、男性側も『バツイチ子持ち』を検索対象から外す。データベースの段階では、見た目や性格よりも条件が優先されてしまいます。
この場合(バツイチ子持ちで街ではモテるという人)は、結婚相談所などを使った婚活よりも日常生活の中でお相手を見つける方が早いかもしれません。裏を返せば、街でのモテ度で負けている人でも、婚活市場では逆転できる可能性があるということです。
なるほど。マニュアルなんかと一緒で一概に○○で婚活すれば結婚できる!というわけではないということですね!
そうです。このように、一人ひとり自分に合った「戦い場所」が存在します。その場所と「戦略」さえ間違えなければ結婚までの道のりがグッと縮まりますよ!
永島さんが所属する結婚相談所イノセントでは、闇雲に婚活をがんばるのではなく、戦略的に行動するための婚活ノウハウを伝授していると言います。プロのアドバイスに耳を傾けてみれば結婚まで最短でいけそうですね。
- 自身に最適な戦いの場所を知る
- その上で最適な戦略を練る
⑥:婚活は短期決戦
最後に、婚活は短期決戦ですということをお伝えしたいと思います。
もちろん例外はありますが、結婚相談所では、在籍期間が長くなればなるほど成婚から遠のきます。『結婚できないから残っているんだから当たり前』と思うかもしれませんが、実は婚活を長期戦と考えている人にはある共通点があるのです」
永島さんは、成婚が遠い女性の例として
- 「結婚相談所に1年以上いる」
- 「お見合い申込数が少ない」
という二つの特徴を挙げてくれました。
まず「1年以上いて成婚に至らないというのは、自分の市場価値を間違えているか、努力の仕方を間違えている可能性が高いです。」
これを解決するには、第三者のアドバイスに耳を傾けるしか方法はありません。男女間のことは、2人だけの話だと思いがちですよね。実はそれが落とし穴で、婚活がうまくいく人ほど、交際から成婚までの間も頻繁にカウンセラーにアドバイスを求めてきます。反対にあまり連絡してこない人、アドバイスを求めてこない人は本人も理由がわからないまま自然消滅しまうとことも多いです。
お相手選び、最初のお見合い、そして仮交際段階でもとにかく経験豊富な相談所のスタッフにアドバイスを求める。わからないことはわからないと素直に聞ける人は、早い段階で成婚までたどり着くと言います。
そしてもう一つの「お見合い申込数が少ない」ですがそもそも絶対数が少ないのでその分チャンスを逃してしまっています。
そういう方はとにかく『打席に立つ』というのを強く意識してください。これまでの経験を踏まえても最大のアドバイスは、「打席に立つ」ということ。これさえできれば未来は確実に変わるので。
第3者の意見を能動的に求める。それを柔軟に吸収する。その吸収したことを回数多く実践していくということを繰り返すことが大切ということですね!
- 積極的に第3者へのアドバイスを求める
- とにかく打席を多く
まとめ
結婚相談所イノセント永島さんありがとうございました。
この項目で最後にまとめます。
- 服装やメイクは”自分らしさ””自分に似合うもの”を
- マニュアルに頼らない
- 上から目線の婚活はNG
- 恋活と婚活の違いを理解する
- 戦う場所を見極める
- 婚活は短期決戦
今回教えてもらった婚活市場の現実を踏まえて、戦略的に「正しくがんばる」ことができれば、そう遠くない未来に幸せな結婚が向こうからやってくるのではないでしょうか。この取材記事が婚活中の方や婚活を検討されている方の参考になれば幸いです。
公式サイト:結婚相談所イノセント
私もてっきり婚活するなら男ウケが良いものを。とばかり思っていました。。
どんな服装やメイクが正解なのでしょうか?