気になる相手が出来たときに、こんな風に思った経験はありませんか?
ピクニックをしていてバッタが飛んできた時、ヒョイっと捕まえて草むらに戻してあげる人もいれば、「ギャー!」と言って逃げる人もいます。
前者の場合、バッタが自分のパーソナルスペースに入ってきていなかったので、掴んで戻すことができました。もしかしたら鼻先にバッタが飛んできたら逃げてしまうかもしれませんが、今回は指先だったので大丈夫だったのかもしれません。後者は指先でもダメ、できれば1m以上離れていたいと思う人だったのかも。
これは自分のパーソナルスペースと呼ばれる縄張りに、入ってきたかどうかが非常に関わっています。
このように、パーソナルスペースには個人差があります。コツさえつかめば、相手があなたをどう思っているか、または心理的に距離を縮めることも可能です。
今回はこのパーソナルスペースを通じて、恋愛にどう活かすかをご紹介します。
目次
パーソナルスペースとは?
パーソナルスペースとは「縄張り空間」と呼ばれ、自分が入ってこられて不快だと感じるスペースのことを指します。
これを利用することで、どんな相手であろうと自分に対して好印象を持っているか、そうではないかを判断することができます。
人には潜在的に「ここまで入ってこられても大丈夫だけど、これ以上はちょっと…」というスペースがあります。例えば電車の中で知らない人が隣に来たときに、「ちょっと嫌だなあ…」と感じることがありますよね。これは相手がパーソナルスペースに入り込んでしまっているから感じてしまうのです。
このスペースの範囲は人によって異なり、一般的には内向的な人はパーソナルスペースが広く、外交的な人ほど狭いと言われています。さらにパーソナルスペースは文化背景にも関わっています。
例えばアメリカ人は友人にあったらハグをし、イタリア人やフランス人は頰にキスをします。しかし日本人はハグをしたりキスをするなどといった、他人と距離を詰めるといった文化はないですよね。
こうして潜在的・文化的に少しずつ相手と距離を取りがちな日本人なので、パーソナルスペースに入り込んでいくのは難しいかもしれません。
まずは自分のパーソナルスペースを確認してみましょう。
パーソナルスペースはほんとうに効果があるのか?
パーソナルスペースは上手に使うことで、少しずつ相手との距離を縮めていくことができるので、非常に効果的なテクニックと言えるでしょう!
パーソナルスペースは一人ひとりが必ず持っているスペースです。一人ずつそのスペースの距離は異なりますが、一般的に120cm以内は友人または知人以上の関係性のみ、45cm以内は恋人・家族を含めたとても親しい間柄でないと許されないとされています。
多少の個人差はありますが、このパーソナルスペースは、しっかり順序を踏むことで縮めることができます。どんどん縮まることで、相手は心理的にもあなたを許しているという表れであり、少しずつ縮めていくことで相手の心を開かせることができるでしょう。
相手ともっと近くなりたいと思う方に、このパーソナルスペースを意識しながら話していくことで、心理的な距離も縮まります。
パーソナルスペースを使った恋愛テクニック
ここではより具体的にパーソナルスペースを利用して、
- リアルな恋愛にどう使ったらいいのか
- 具体的な方法はあるのか
- どんな相手に使うとより効果的なのか
を解説しています
パーソナルスペースを活かすシュチュエーション
パーソナルスペースを恋愛で利用する際のシチュエーションは、
- 相手は自分を不快に思っていないか確かめるとき
- 気になる相手とグッと距離を縮めたいとき
- なかなか心を開いてくれない人とゆっくり話したいとき
など、様々でしょう。
そもそもパーソナルスペースには基本的に人に入って欲しくないスペースのことです。そのため、いきなり初対面でグッと顔が近かったり、やたらとボディタッチをしてくると、不快に思わせてしまうことがあります。
せっかくうまくいきそうだったのにマイナスからのイメージでは、今後覆すことが非常に難しくなります。まずは相手との距離がどのくらいなのか、現時点で相手のパーソナルスペースにどれだけ入っていけるかを確かめてみることが大切です。
初対面の相手ではなく、グループで会ったり、顔見知りの人の方が心を許しやすいことは間違いありません。さらに人によってもパーソナルスペースが比較的広い方と、非常に狭い方といます。
気になる相手がいたらどんな人なのか、外交的なのか、内向的なのかを見極めてから距離を縮めることに集中することをオススメします。
パーソナルスペースを活かす具体的な方法
パーソナルスペースは身体的な距離を縮めることで、心理的距離も縮まっていくという効果があります。
気になる相手とは心もぎゅっと近づきたいもの。「一緒にいたいなあ…」と思わせるためにも、まずは身体的距離を縮めましょう。
具体的な方法は、まず相手を観察すること。
- 大人しいのか
- よく話すのか
- すぐ仲良くなれるのか
- なかなか輪の中に入れるのか
相手のパーソナルスペースの予想をつけた上で、二人きりになった時にその予想のスペースから徐々に詰めていくようにしましょう。
ここでも一気に詰めていくのではなく、まずは相手が自分をどこまで許しているのか、どこまでなら近づいても嫌がっていないかをしっかり観察します。
距離を縮めていくときは、相手が話をしている時に少しずつ少しずつ距離を縮めたり、お店を変えるごとに少しずつ近づいてみたり、あからさまに「こっちに寄ってきた!」と感じさせないようにすることが非常に重要です。
パーソナルスペースを活かしたい相手
恋愛テクニックを利用したい相手は
- 顔をあわせるのは二度目
- 知り合い程度の気になる人
- なかなか距離を縮められない相手
- 友達程度で止まってしまっている人
など、幅広い方に利用することができます。
ただし、初対面の相手に行うのは控えましょう。どんなに外交的な人でも、初対面で一気にグッと近付かれると、不快に思わせてしまう確率が非常に高いと言えます。
パーソナルスペースは非常に個人差があるものなので、相手をしっかり観察する必要があります。じっくり相手と向き合うことができる人が、パーソナルスペースを利用しての恋愛テクニックを使い、成功するはずです。
まずは少しずつ距離を縮めていくところから始めましょう。一度パーソナルスペースに入ってしまえば、あとは向こうが心を許すのも時間の問題です。辛抱して待ちましょう。
まとめ
パーソナルスペースへの侵入は非常にデリケートです。一歩間違えれば取り返しのつかないほど相手を傷つけてしまったり、不快な思いをさせてしまうこともあります。
「人の心に土足で入ってくる」という言葉もありますが、こちらはそう思っていないことも、相手にとっては非常に嫌だなあと思うこともあるのです。しっかり理解した上で、相手と楽しく徐々に距離を縮めていくと良いでしょう。
身体的な距離を縮めることで、心理的な距離も縮まっていくパーソナルスペースは、非常に恋愛には向いていますし、誰でも試すことができるテクニックです。難しいことはありませんので、ぜひトライしてみてください。
「気になる相手となかなか距離が縮まらない…」
「もしかしたら嫌われているかもしれない…でもどうやって確認するの?」