失恋後、なにもやろうと思えないような「無気力」になられているようですね。失恋後、そのように無気力になってしまわれる人はわりといるようです。
この記事ではそんなあなたに向けて、無気力な【理由】と、無気力でもできる【立ち直り方】を解説しています。
目次
失恋後、無気力になってしまう理由
まずは、今の状況を客観的に捉えてみましょう。理由を知ることで、「無気力」をどのように付き合っていけばよいか見えてきます。無気力になってしまう理由は以下の3つです。
- 「あれ以上の恋はない」と、未来に希望を持てなくなっているから
- 失恋した事実を受け止めきれず、気持ちを抑圧しているから
- 失恋のショックから、自己肯定感が下がっているから
「あれ以上の恋はない」と、未来に希望を持てなくなっているから
人は、未来に希望が持てたり、わくわくできることがあるとき「やってみたい」というやる気が湧き上がってきます。しかし、失恋してしまうと、望んでいた元恋人とのわくわくする未来が、目の前からなくなってしまうような状況になってしまいます。
目の前にあった希望が突然なくなってしまうと、人は絶望します。そして、未来に希望が持てなくなり「無気力」になってしまうのです。
人は過去の思い出にすがりたくなる生き物です。「あれ以上の恋はない」と未来への希望を自然とあきらめてしまっているのです。
失恋した事実を受け止めきれず、気持ちを抑圧しているから
「失恋し、目の前にあった希望が突然なくなってしまうと、人は絶望してしまう。」と上で話しました。これが精神的に耐えられないようなものになってくると、人は無意識に自分の気持ちを心の奥底に押し込んでしまういます。
これは、人間が本来的に持っている能力で、生き残るために備わっているものです。心理的なダメージを心の奥底に閉じ込め、そのダメージに鈍感になることで、自分を守っているのです。
しかし、これにはデメリットもあります。失恋のショック以外の自分の気持ちも同時に心の奥底に閉じ込めてしまうのです。その結果、自分がなにをしたいのかが見えにくくなってしまいます。
心理学的にみると「無気力」になってしまう理由は、自分を守るために心の奥底に自分の気持ちを閉じ込めてしまうことによる「副作用」なのです。
失恋のショックから、自己肯定感が下がっているから
「無気力」の反対である「気力のある状態」というものは2つのポイントがあります。
- なにかやりたいと思える希望がある。
- 自分はなにかできるという自己肯定感がある。
「自己肯定感」とは、「自分は大丈夫」「いてもいい」と、自分を肯定する気持ちのことです。自己肯定感は、人を動かすエネルギーのようなもので、これがなければ「自分はにもできないダメな人間だ」と感じてしまい、行動することができなくなってしまいます。
失恋したとき、多くの人は自分を責めてしまい、この自己肯定感が下がってしまっています。ガソリンがないと車が動かないのと同じように、人は自己肯定感がある程度ないと動き出すことが難しくなります。
失恋して、無気力になっているときの考え方
- 失恋して、無気力でもいい 〜無理にやる気を出さなくていい〜
- できることから小さく始める 〜小さいことからコツコツと〜
失恋して、無気力でもいい〜無理にやる気を出さなくていい〜
まずは「無気力」な自分を否定しないようにしましょう。無気力になってしまう理由で説明した通り、無気力なときは自己肯定感が下がってしまっているときです。
まずは、自分を否定することをやめて、自分のエネルギーを充電していくことに力をそそぎましょう。
- 「このままの自分でもいいんだよ」
- 「焦らなくてもいいよ」
- 「大丈夫、ありのままの自分でいい」
無理をしてしまうと続きません。無理してしまうと、できない自分を否定してしまい、また自己肯定感が下がってしまいます。まずは、無気力な自分を受け入れることから始めましょう。
できることから小さく始める 〜小さいことからコツコツと〜
なにもやる気が起こらない今でも、「お風呂に入る」「学校や仕事にいく」など、毎日何かしらの行動は起こしているはずです。そのように、無気力でもできることはたくさんあります。いきなり、大きなことをやる必要はないので、小さなことから始めましょう。
大切なのは、小さいことでもできた自分を認め・褒めてあげることです。その積み重ねが自己肯定感を高めることにつながっていきます。
失恋して無気力でもできる。無気力から立ち直るための方法
- 本や映画から刺激をもらう
- 人から刺激をもらう
- 音楽を聴く
本や映画から刺激をもらう
無気力で動きたくないときは、動かなくてもできることをやりましょう。小説や映画などがオススメです。
なぜ、映画や小説などがオススメなのかというと、それらは人の心を動かしてくれるようなものだからです。TVのバラエティーやYoutubeも否定はしませんが、場合によってはダラダラと見るだけになってしまうことも多いです。
ダラダラと1日を過ごしてしまうと自分を責めたくなる人も多いと思います。ですので、できるだけ刺激がもらえそうな小説や映画などを選ぶようにしましょう。
人から刺激をもらう
人は一人でいると、自分を律することは難しいですが、人前だと恥ずかしい自分をみられたくないという意識が働くため、自分を律するスイッチが入りやすいです。
また、友人が頑張っているエピソードなどを聞くと、自分も刺激されることもあるでしょう。自分が会ってみたいと思える人と連絡をとってみましょう。
音楽を聴く
音楽も動かずにできることです。あなたが好きな歌手でもいいですし、新たに知らない曲を調べてみるのも良いでしょう。以下の聴き方がオススメです。
- 音量を大きくする
- 歌詞を追いながら聴く
音量が大きいと自然と気持ちも高まったりします。また、歌詞を追うと共感できる部分があれば、心が動いたりします。ですので、この2つに聴き方は、心に響きやすい聴き方となります。
まとめ
無気力でいると、毎日が退屈に感じてしまいます。「あの頃に戻りたいなぁ」と感じることもあると思います。
しかし、あなたの人生はまだまだ続きます。まだ見えていないだけで、これからも楽しいことはたくさんあるでしょう。どうせ生きるなら、日々を退屈に生きるのではなく、上に書いたことを実践してみて、毎日を少しでも楽しく生きてみませんか?