新婚夫婦の貯金事情について気になられているようですね。お金のことなので計画的にやっていきたいところだと思うので、この記事では、新婚夫婦の具体的な貯金事情とそのための節約のコツについて伝えていきます。
目次
新婚夫婦の貯金事情
実際のデータを元に解説していきます。
- 結婚をきっかけに貯金を始める人が6割以上
- 4組に1組の新婚夫婦が年間100万円以上貯金している
- 新婚時代が一番貯金できるタイミング
結婚をきっかけに貯金を始める人が6割以上
『ゼクシィ新生活準備調査2016』によると、「結婚を機に貯金を始めた」と答えた人は55%いることがわかります。半分以上の人が、しっかり貯金を始めているようです。
もう少し詳しくみてみましょう。以下は、貯金を始めた時期についてです。
- 挙式の1ヶ月後 32%
- 挙式の7ヶ月以上前 21%
- 挙式の6ヶ月前 11%
3分の1の新婚夫婦が挙式が終わって1ヶ月後から貯金を始めているようです。平均すると、挙式の2.5ヶ月前に貯金を始めているようですね。
- 将来への備えとして 77%
- 出産・育児のため 42%
- 住宅購入資金として 39%
どの新婚夫婦もそれぞれの人生設計に向けて、貯金をスタートさせているようです。まとめると、挙式後2.5ヶ月後から、将来の備えとして貯金をスタートさせているようです。
4組に1組の新婚夫婦が年間100万円以上貯金している
それでは次に、具体的に貯金している金額についてみてみましょう。
- 2〜4万円未満 19%
- 10〜12万円未満 18%
- 4〜6万円未満 16.7%
平均をみると、月に9万円になるようです。
この額をみると、予想以上に高額を貯金していると感じられたのではないでしょうか。しかし、1位2位に5万円以上差があることからもわかるように、各収入によって貯金額も大きく変わってきます。この結果に引っ張られず、2人の収入額と支出額とを照らし合わせて貯金していくことが大切です。
- 100〜150万円未満 24.9%
- 50〜100万円未満 23.8%
- 150〜200万円未満 12.6%
年間でみてみると、以上のような形になります。平均を出すと、年間で129.4万円となります。4組に1組が年間で100万円以上の貯金をしているのです。
新婚時代が一番貯金できるタイミング
結婚後のことを考えてみましょう。結婚後には、出産や子育て、住宅購入、親の介護、自分たちの老後に向けた費用などと、いろんなライフイベントがあります。これらにはすべてお金が必要であり、特に出産後は、2人だけではなく、その子供のための費用というものがたくさん必要となってきます。
夫婦の生活だけを考えればいい新婚時代は、そのようにみると、最もお金を貯金しておくべき時期だといえます。
新婚夫婦が貯金するためのコツ
「よし、頑張るぞ!」と意気込んでいる人もいれば、「どうやってやればいいんだ。」と途方にくれている人もいると思います。
ここでは次に、新婚夫婦が貯金するためのコツを見ていきましょう。
- まずは収支の管理を
- 貯金額の決め方
- 給料から貯金する分を差し引く
貯金するためのコツ①:まずは収支の管理を
まずは、夫婦生活での収入と支出がどれくらいなのか記録をとることから始めましょう。
ノートを購入し、家計簿をつけていっても良いですし、最近は家計簿アプリがたくさんあるので、それを利用することも一つの手です。家計簿アプリは、データを利用してグラフなども作成してくれますのでオススメです。
1ヶ月できるだけすべての収支を記録していきましょう。収支がわからないことには、計画を立てることはできません。
計画を立てた後、継続していく分には、ざっくり計算することをオススメします。全体の収支さえわかれば、一度全体の額を把握しているはずなので、細かいことはだいたい想像がつくと思います。継続するためには手を抜くところは手を抜いていきましょう。
貯金するためのコツ②:貯金額の決め方
ここでは、3パターンに分けて貯金額の決め方をまとめています。
- 共働きの夫婦の場合 手取りの20〜25%
- どちらか一方が働く夫婦の場合 手取りの15〜20%
- 既に子供のいる夫婦の場合 手取りの10%
このくらいの割合だと、現実的に継続できるものだと思います。これを参考に継続していけそうな額を出してみましょう。
貯金するためのコツ③:給料からまず貯金する分を差し引く
給料が出たらすぐに、まず貯金する分を差し引くようにしましょう。二人で貯金する口座などを開設し、そこにいれていくことをオススメします。
人は誰しもお金があると使ってしまいたくなります。ですので、月末に確認してみたら、貯金したかった分のいくらかを使ってしまっていたということも起こりえます。
給料が出たら、まず差し引くことで、そのことを未然に防ぎ、計画的な貯金をすすめていきましょう。
貯金するためのコツ④:ボーナスは貯金する
ボーナスが出ると、使ってしまいたくなりますが、貯金することをオススメします。特に年間で100万円以上貯めようと考えている方は、ボーナスは貯金していきましょう。
ボーナスは企業によっては、変動する確率があるものです。それをあてに消費してしまうと、なかったときや減額されたときのショックは大きいです。ボーナスはないものと考え、堅実に貯金をすすめていきましょう。
新婚夫婦が貯金するための節約のコツ
最後に、節約のコツについて解説しますので、日々の生活に活かしてください。
- 固定費を抑える
- 自炊を楽しむ
貯金するための節約のコツ①:固定費を抑える
固定費とは、家賃、駐車場代、スマホ使用料など、月額で決まっている支出のことです。固定費は、変更する機会が少ないため、最初に決めた額がその後の出費に大きく関わってきます。
例えば、家賃でいうと、3000円の違いがあると年間で36000円の差が出てきます。家賃だけでもこのように大きな差が出てくるため、その他の駐車場代やスマホ使用料なども混みで考えると大きな金額になることはお分かりいただけるでしょう。
先のことを考え、固定費はできるだけ安く抑えていきましょう。
貯金するための節約のコツ②:自炊を楽しむ
節約する上で大きなポイントとなるのが「食費」です。毎日かかる上に、自炊するのと、外食するのでは値段に大きな差が出てきます。
例えば、夕食で考えてみると、外食ですませようとすると、一人当たり500円〜1000円かかるでしょう。しかし、これを自炊すると二人分で500円〜1000円くらいですませることができます。1回あたりでも倍の差でてくるため、月額で換算すると大きな差が出てきます。
二人で料理をつくることを楽しむことで、自炊で安くすませ、貯金をすすめていきましょう。
まとめ
- 平均で挙式後、2.5ヶ月で貯金を始める
- 4組に1組が年間で100万円貯金している
- 貯金・節約のコツ
をお伝えしました。ぜひ、夫婦でこの話を共有し、計画を楽しみながら実行していただけたらと思います。
でも、お金のこととかややこしそう。貯金とかどうやってやってるんだろう。