そう悩んだことはありませんか?その悩み、もしかしたらこれからご紹介する黄昏効果を利用することで、解決するかもしれません。
黄昏効果は、人間が持ち合わせている思考力・判断力が一日で一番落ちると言われている夕暮れ時を利用することで、自分の欲しい答えを引き出す心理学テクニックです。
このテクニックは現にビジネスマンが商談や成約の場で利用したり、独裁者ヒトラーが民衆を味方にするために使われたという一説があるほど、有名でかつ非常に効果的な心理学。
この黄昏効果を利用して、次のデートや告白をしてみてはいかがでしょうか。
目次
黄昏効果とは?
黄昏効果とは、思考力や判断力が一気に鈍くなると言われている黄昏(夕暮れ)を狙って、こちらの希望を通そうとしたり、本音を聞き出す心理学テクニックです。
夕方は人のバイオリズムが一気に低下し、日中と比べ様々な効果が一気に下がる時間帯です。交通事故も一日の中で一番多く発生する時間帯と言われているくらい、人間にとって夕暮れは一番注意をしないといけない時間帯となっています。
大げさにいうと本当は「間違っている!」と判断したいことでも夕暮れのタイミングでは「もしかしたらこういう見方もあっているのかも…」と思わせてしまうほど。
ビジネスの商談や、相手を何かに誘う、自分の思い通りに相手をコントロールしたい時に利用できるテクニックとしても効果があり、簡単に利用することができます。
もちろん話す内容や言葉の使い方にも注意したいですが、特に細やかなテクニックは必要なく、間違っているものをここまで変えてしまう黄昏効果は、心理学の中でも非常に使いやすく万能で、効果のあるテクニックとして有名です。
非常に効き目のある黄昏効果ですが、もちろんこの夕暮れ効果に頼りっぱなしでは成功するものも成功しません。成功のための工夫もしっかりしていきましょう。
黄昏効果はほんとうに効果があるのか?
これはビジネスシーンの商談や成約時にも使われることから、効果があると言えます。
現に本当に欲しい成約や、こちら側の有利な商談を成功させたいときに、わざわざビジネスマンは夕方に訪問をしたり、ミーティングをセッティングすると言われています。
民主の心を演説で掴んだと言われるヒトラーもこの黄昏効果を利用したとという一説も。彼はもともと言葉の使い方がうまいと言われていました。
その演説をわざわざ夕暮れ時、人々の判断力や思考力が一気に落ちる時を狙ってすることにより、演説の内容どうこうよりも、「もしかしたら正しいことを言っているかもしれない」と魅力的に見せることに成功し、支持を得たと言われています。
このように、今考えると「変だな」「おかしいな」と思うことも、この黄昏効果を利用すると判断力が鈍くなり、相手をマインドコントロールすることに成功するのです。
独裁者も使用していた黄昏効果は非常に効果的なため、使うことに注意しながら使う必要があることを覚えておきたいですね。
黄昏効果を使った恋愛テクニック
それではここから黄昏効果を恋愛で上手に活用する方方を紹介していきます。
黄昏効果を活かすシュチュエーション
黄昏効果を活かすシチュエーションは、二人きりでどこかに出かけるデートでしょう。
この黄昏効果を利用して夕方に次の約束や、告白をすると成功する可能性がぐっと上がると言われています。
最終的な目的をあらかじめ考えておきつつ、全ての計画を立てて一日を過ごすことがポイント。
さらに夕暮れはロマンチックというイメージもあるため、少し高くなっているところや、海が見えるところなど、どこか夕日が見える場所を狙ってその日のデートを終えるのがおすすめです。
ロマンチックなシチュエーションに加え、夕暮れ時の判断力・思考力の下がったところを狙うとさらに効果的。
黄昏効果を利用してのデートの誘いや告白は少しずるい気もしますが、いくら判断力が鈍っている時間帯だからといって、「恋人になっていいかも…」と相手が少しでも思っていなければこの作戦は成功しません。
そのためにもこの告白までに相手との距離の縮め方、気遣いや思いやり、笑顔など相手から好かれる努力を忘れないようにしましょう。
黄昏効果を活かす具体的な方法
夕方の時間帯に終われるようなデート設定をしておくこと。
例えば市内でのデートであれば朝から夕方までだと少し長いので、お昼より少し前に集合しランチからのスタートで時間を組むのが良いでしょう。
少し遠くにドライブデートに行くなら午前中の少し早い時間帯からのスタートを組み、夕暮れ時期にサンセットの美しい場所に足を運べるようにしたいところです。
このようにしっかりスケジュールを組むことが、この黄昏効果を活かすのに一番重要。合わせてそれまでに相手といい雰囲気を作ることを忘れずにしてください。
「自分と一緒にいても面白くないのかも…」
「今日一日楽しくなかったのかな…」
と相手に思わせてしまったら、せっかく夕日が見える海やレストランなど、どんなロマンチックなシチュエーションを用意したとしても、成功できる確率はぐっと下がります。
黄昏効果は非常に効果がある心理学テクニックですが、しっかりこの効果に頼ることなく他の心理学テクニックと共に利用することをおすすめします。
黄昏効果を活かしたい相手
黄昏効果を活かしたいのは、
- 二人きりでデートに行く相手
- 何度か二人きりでどこかにいったことがある相手
- そろそろ次のステップに進みたいなと考えている相手
がおすすめです。
この黄昏効果はロマンチックな効果を持ち合わせているため、最初のデートに使うなら次のデートの約束に、何度か二人で食事に行く仲であれば自分の気持ちを伝えるきっかけにぜひ利用してみてください。
大切なのは夕暮れにその日一日で最高のシーンを演出すること。このためには場所やシチュエーションも大切ですが、この黄昏効果を利用する前に相手に自分の魅力を知ってもらうために、努力することも大切です。
少し難しく聞こえるかもしれませんが、最低限当日は頭の先からつま先までしっかり整えること、常に笑顔でいることを意識しておくと良いでしょう。
黄昏効果はどんな相手にでも利用することができますが、それまでいい関係を築いていないとこの効果を利用しても失敗します。
黄昏効果はあくまできっかけづくり、より相手にいい返事を出させるためのシチュエーション作りと考えてもらうことが大切なので、そこまでしっかり相手との距離を縮めておきましょう。
まとめ
この黄昏効果は心理学テクニックとしては非常に効果があると言われています。しかしこの黄昏効果に頼りっぱなしになってしまうのではなく、他のテクニックと併用して利用しましょう
例えば合わせて知っておきたいのは暗闇効果。これは暗いところで発揮される効果で、暗いところではどうにか光を集めようと人の瞳孔が大きく開く傾向があります。
この瞳孔を開くという行為は魅力的なものをみるという効果も併せ持っているため、暗闇で相手に自分を見せることで、相手に自分は魅力的だと思わせることができるのです。万が一黄昏効果で失敗してしまったとしても諦めず、この暗闇効果を活かせるようにシフトしてみてください。
非常に効果的な心理学のテクニックとされる黄昏効果。次のデートに時間に迷っていたり、告白するのをためらっている人は、ぜひこの黄昏効果を利用してみてください。
「次のデートの時間帯がなかなか決まらず、誘えない…」
「なんとか1回目のデートに誘えたけど、できれば2回目のデートにも誘ってみたい…」
「そろそろ次のステップとして告白したいけど、絶対成功させたい!」