こんな思いをしたことはありませんか?そんな思いはこれからご紹介する自己開示の返報性で解決するかもしれません。
自己開示の返報性は自分のパーソナルな秘密や情報を相手に教えることで、相手からも同じレベルの情報を聞き出すことができ、お互いに親密さを感じることです。
秘密を共有しあえるという、二人だけの特別な共通点で一気に距離が縮まるのです。
これはこちらから仕掛けていくことで向こうから引き出すことができるので、まずは自分からアクションを起こしてみることが大切なテクニックになります。
目次
自己開示の返報性とは?
自己開示の返報性は、自分の個人情報を相手に提示すると、相手は自分のことに好感を持ってくれるという心理学テクニックです。人は誰かから自分の心の中のことや秘密を共有されると、相手に親近感を持つようになり、そこから好意が生まれるといいます。
自己開示の返報性は、こちらから相手に共有した情報と同じくらい重要な情報を相手も話したくなるという効果があるため、自分が知りたい内容を先に相手に話すことで、相手も同じくらい大切な内容を話してくれるという仕組みになっています。
自己開示の返報性はビジネスや友人関係の構築にも利用することができます。
友人に最近の恋愛情報を聞きたいと思ったら、まずは自分から最近の近況を伝えること。
クリスマスに何をする予定、バレンタインデーに何をしたなどという情報を伝えると、相手も同じような内容の答えが返ってくるでしょう。
もちろん、秘密でも結構です。相手の秘密を知りたい時は、こちらから秘密を伝えることで、相手は「これだけ自分を信用してくれる」と思うようになり、相手も秘密を共有してくれるのです。
これは人間関係を深めるにあたりとても使える心理学テクニックでしょう。
自己開示の返報性はほんとうに効果があるのか?
自己開示の返報性は本当に効果があるのかということですが、小学生の頃、友達から恋愛相談されたり、大きな秘密を共有し合うことで、「私たち親友かも!」と思った経験はありませんか?
このように自分の中のよりパーソナルな部分を誰かに共有し合うことで、人との関係性は一気に縮まると言われています。
「相手がこのくらい重要なことを言ったんだから、私も相手にこんなこと共有してみようかな…」心の中にあるパーソナルな部分のバーが下がることで、相手に親近感を感じはじめ、より相手と近くなったように感じるのが自己開示の返報性の効果です。
このように自分の方からパーソナルな出来事を相手に共有することで、相手が自分のことを信用するようになり、相手も普段話さないことを心を許し、教えてくれます。
「あまりパーソナルことは教えたく無い…」
「人見知りでいつも深い話はできなさそう…」
そんな方でも自己開示の返報性を使うことができます。
それは少しずつパーソナルな部分を小出しにすること。最初は名前、年齢、仕事内容など、徐々に進んでいき相手の出方を伺うと良いでしょう。
ゆっくり進めて言っても効果があるため、どんな方でも使える心理学テクニックです。
自己開示の返報性を使った恋愛テクニック
自己開示の返報性は、自分のパーソナルなことを相手に共有することで、相手にも同じようなパーソナルなことを聞き出し、親密さを感じさせるテクニックです!
実はこのテクニックの一番有効的な秘密は、相手に自分の好意を伝えること。
いきなりであっても相手に好きと伝えられて、嫌な思いをする人は少なく、ほとんどの人が嬉しいと感じます。もしその場で付き合うことができなくても、相手が自分を意識してくれることにより、恋愛関係に発展することもあるんだとか。
こんなに効果のある自己開示の返報性を活かすためのシチュエーション、具体的な方法、活かしたい相手をご紹介します。
自己開示の返報性を活かすシュチュエーション
自己開示の返報性を活かすシチュエーションは、できるだけ二人で話せる時が良いとされています。
みんなでワイワイしている時では、ゆっくり自分のことを知ってもらうのは難しいでしょう!
グループでいるならできるだけ二人で話す空間を作り出す、婚活パーティーなら二人きりで話せる時間に、一番良いのは二人きりのデートです。
プライベートな話をする時は、できるだけ相手以外の相手に聞いて欲しく無い環境を作ることが大切。
他の人に聞かれてしまうと、「この話は誰にでもしていい話何かもしれない」と思われてしまい、親密さや秘密を共有しているという実感は湧かなくなってしまいます。
この自己開示の返報性を利用するために必要なことは、パーソナルな秘密を共有できる空間を作り出すこと。これが無いと二人の距離も縮まりません。
雰囲気の良い少し暗めなレストランやバーなどでゆっくり話すと効果的かも。場所を選ぶのにも気をつけてみてください。
自己開示の返報性を活かす具体的な方法
自己開示の返報性を活かす具体的な方法は、とにかく自分のパーソナルな部分を気になる相手に共有すること。
自分から共有していくことで相手も同じくらいの重い話を共有してくれるのです。
実は、自己開示の返報性の一番効果的な方法は、告白をすること。
相手から「好きです」と言われて嫌な思いをする人はそう多くありません。むしろ「好きです」と言われた相手を最初はなんとも思っていなくても、そこから一気に距離が縮まることもあります。
もちろん、これは最終的な方法ですが、ここまで自分のことを相手にさらけ出すことで、相手も好感を持ってくれるのです。なかなか人に言えなかった失敗や秘密、パーソナルな部分など、伝えることのハードルが高ければ高いほど、相手からのリターンも大きくなります。
しかし、誰でも最初から秘密を伝えると「会っていきなり重い…」と思われてしまうので、まずは相手に教えるハードルが低いことが大切です。
どこで仕事をしているとか、仕事内容とか、これまで行った旅の話とか、そこから始めるのでも大丈夫。
徐々にハードルを上げていくことで、相手との会話も増え、距離もどんどん縮まっていきます。
自己開示の返報性を活かしたい相手
自己開示の返報性を活かしたい相手は、基本的に誰でも大丈夫です。
しかし相手によって、どこから自分のパーソナルな部分を伝えていくかが非常に重要になってきます。
例えば会ってすぐの人にいきなり秘密を教えても「で、何が言いたいの?」となってしまいます。
こちらは距離を縮めようと思っても、「もしかしたら秘密でも誰でにも話してしまう口が軽い人なのかも」と思われてしまうのです。
会ってすぐの人にはまず自分の名前、年齢、出身などから始めるのも良いでしょう。そして次のデート、その次のデートとゆっくりバーを下げていき、最終的に告白まで繋げられると理想的。
逆にこれまで友達同士だった相手には、「相談したいことがある」と話を持ち出してから始めてもOK。
このように、長い付き合いだったとしても自分のパーソナルな部分や弱みを見せることで、相手に親近感を持たせることができれば完璧です。
まとめ
自己開示の返報性は、自分の個人的で普段話さないことを相手にさらけ出すことにより、相手も同じくらい重要なことを話してくれるという心理学テクニックです。
重要度が高い方が相手も親近感を持ってくれる確率が非常に高くなりますが、もちろん言いたくないことを無理に話す必要はありません。
「話すのが苦手…」
「人見知りでなかなか深い話をするのに時間がかかる…」
そんな方はぜひ比較的話しやすいことから共有してみてください。
ぜひあまりトーク力に自信がない人も、自己開示の返報性を利用して、相手との距離を一気に詰めてみてくださいね。
「なかなか話が進まなくて相手との距離が縮まらない…」
「デートには誘われて楽しいのになんだか距離が縮まっている感じがしない…」