誰かと交際していない期間が長くなると、どうやってアプローチをしたらいいのか、改めて考えてしまうこと、ありますよね。
今回は心理学における「好意の返報性」をご紹介します。
これから説明する「好意の返報性」をうまく利用することで、これからあなたの交際への第一歩になるでしょう。
目次
好意の返報性とは?
好意の返報性とは、自分が好きかもしれないという(好意)を伝えることで、相手からも好き(好意)を返してもらう、好きになってもらうようになるということです。
「そんなことって本当に成り立つの?」と思いますよね。でも少し想像してみてください。
例えば買い物に行った時、スーパーにある試食コーナーや雑貨の体験コーナーを設けているところをみたことがあると思います。
そこで「食べてみませんか?」「体験してみませんか?」と売っているものを無料で提供されること、ありますよね。「せっかく試させてもらったから、一つ買おうかな…」この感情も「好意の返報性」です。
これを恋愛に置き換えると、好意のある人に「好きです」と伝えるのは非常にレベルが高いかもしれません。
しかし少しでも「好き」と伝えられれば相手も「あれ、もしかして俺のこと、好きなの?」と気になり始め、どんどん好きになっていくことが恋愛における好意の返報性となります。
好意の返報性を利用し、好意を少しずつ伝えていくことにより、相手に自分を意識させ、少しずつ「好き」にさせる方法です。
しかしこの好意の返報性は、誰にでも当てはまるということではありません。いくつかの条件下で効果が出ると言われているので、さらに詳しくご紹介します。
好意の返報性はほんとうに効果があるのか?
これまで好意の返報性とはなんのことか、どんな時に使えるのかなどを紹介してきましたが、一番きになるのは好意の返報性は、ほんとうに効果のある行為なのかということですよね。
もちろん手当たり次第に数を稼げば効果が出るという訳ではありません。様々な条件をクリアして初めて成果が見込める方法なのです。
これからテクニックやシチュエーションなどの条件をご紹介していきますのでしっかりチェックしてください。
しかし、好意の返報性において一番大切なのは、相手に気付かせることです。
例えば昔、「私、〇〇君のことが好きかも…」と言ったら「口に出している時点でもうその人しか考えられなくて、好きになってるんだよ」と言われた経験はありませんか?
気付かせるということは、徐々に相手の視界に入り込み、好意をさりげなく伝えていくことで、少しずつ相手の気持ちの中にいるようにさせる効果があります。
もちろんそれにはテクニックが必要になります。次にどうしたら自然に伝えられるかのテクニックをご紹介します。
好意の返報性を使った恋愛テクニック
好意の返報性では相手にさりげなく好意を伝えることが大切です。
そこでストレートに「〇〇さんってカッコイイですね」などと伝えられれば良いのですが、人によっては「誰にでもカッコイイっていうのかな」「お世辞かもしれないし信じられない…」と思う男性もいるんだとか。
せっかく勇気を振り絞って伝えたのに、結果が得られないのが一番悲しいですよね。伝える前に行いたいテクニックがあるので、いくつかご紹介します。
そもそも好意の返報性とは、「借りを返したい」という思いからもアクションが生まれるそうです。
どんなことで嬉しいと思ってもらえるのか、どういう言葉をチョイスすると効果的なのかをしっかり相手を観察して見極めましょう。
男性は褒められることに弱く、内心では褒められたいけどなかなか褒められない…と思っている方が多いといいます。
「こんなところまで見てくれているんだ」と相手に徐々に気付かせるために、積極的にさりげなく褒めていきましょう。
決して「好き」と分かるような行為や発言は、相手も自分に意識があると確信が持てないうちは押さえておきましょう。タイミングをしっかり見計らって伝えることが大切です。
好意の返報性を活かすシュチュエーション
好意の返報性を生かすための恋愛テクニック・気をつけたいことをご紹介しましたが、続いてどんなシチュエーションだと好意の返報性が成り立つのかをご紹介します。
もちろん様々なシチュエーションで成り立つことが予想されますが、分かりやすくこんな状況になりやすいと思うものだけをピックアップしてみました。
- 相手が自分のことを知り合い〜友達程度だと思っており、そして良いイメージを持っていること
- 自分に対して1つや2つは良いところがあると思ってもらっていること(明るいことやいつも笑顔なところ、なんでも結構です!)
- 相手が今恋愛モードになっていること
好意を持たせるイメージづくりが大事
そもそも嫌悪感を抱いていたり、眼中にもない、話が合わなそう、趣味が違いすぎるなど、自分に対してマイナスなイメージばかりを持っているところから好意の返報性の結果を求めようとすることは、非常にハードルが高いのです。
相手が自分へのイメージを悪く持たないようにすることが大事です。
相手が恋愛モードに入るまで焦らない
相手が恋愛しても良いな、誰かと付き合っても良いなと思っている時が来るのをじっと待ちましょう。
大失恋をした後や浮気が原因で別れた後など、回復に時間がかかる時にいくらアプローチされても、自分のことしか見えていません。そこでいくらテクニックを使用しても効果は見込めないでしょう。
続いて具体的な方法をご紹介します。
好意の返報性を活かす具体的な方法
これまで好意の返報性に関して。本当に効果があるのか、好意の返報性を活用するためのテクニック、さらにシチュエーションまでご紹介してきました。
それでは一番気になる好意の返報性を活かす具体的な方法をご紹介します。
- 優しく接し懐に入り込む
- 借りを作る
優しさで好意をほのめかす
まずは優しくしてみること。そしてとにかく相手の懐に入り褒めること。 それをうまく活用するために、早めに褒めてあげることです。
例えば「今日の服、〇〇さんに似合ってますね」「〇〇さんって気が利きますね」などどんなに些細なことでも効果はあります。
その時はしっかり名前を呼ぶことと、心から思ったことをいいましょう。
相手がお返しをしたくなる状況を作る
好意の返報性は一番初めにご紹介した通り、普段の生活にも溢れています。そこで共通することは、何かを先に提供してあげていること=借りを作っていることです。
人間は借りがあると、どうにかして返そうとする心理が働きます。
これはあなたのことがとても好きというレベルでなくても、「やってくれたから今度は自分にできることをやってお返しがしたい。借りるだけではなく返したい」という思いからきます。
どちらかというと義務感でしょう。
相手を良い気持ちにさせて、「言われたからもっと頑張らなきゃ」「褒められたから褒めてあげたい」という気持ちにさせます。
好意の返報性を活かしたい相手
これまでテクニック・シチュエーション・具体的な方法をご紹介してきましたが、一番大切なのはどんな相手に好意の返報性の効果があるのか。
そもそもこれからご紹介する項目から当てはまっていない限り、どんなに努力をしても好意の返報性の効果が得られる可能性は非常に低いです。
ここまでご紹介したテクニックやシチュエーションを実行する前に、こちらの確認しておきましょう。
- そもそも嫌われていない
- 友情が深すぎない(友情を大切したいと思われて彼氏・彼女にしたいと思われていない)
- 相手が今トラブルを抱えていない
- 失恋をしたすぐ後ではない、恋愛モードになっている
- 好感度が低くても異性として意識されている
- 重い人だと思われていない、遊び人だと思われていない
などです。
まとめ
好意の返報性は相手に好きを与えることで、好きを返してもらう行為です。“好き”という借りを相手にしておき、その借りを返すことで好意の返報性は成り立ちます。
借りを返すという言葉を使いましたが、そんなにプレッシャーに感じることはありません。特に日本人は恋人に対し、思っていても褒められないということが多くあるそうです。
好きな相手を上手に褒めるということはとてもレベルが高く感じられるかもしれませんが、誰でも褒められたり、好きを伝えられたら嬉しいですよね。
褒められたり、認められたりすることで好意を伝えられて嫌な思いをする人はごくわずかです。自信を持って伝えていきましょう。
恋愛心理学は非常にたくさんあります。そしてそれぞれのテクニックによって使うべき相手・シチュエーションを選びます。また自分の性格上合う・合わないがあります。もし自分に合わない恋愛心理学テクニックを使うとかえって自分を苦しめます。
なので全体的にどんな心理学やテクニックがあるかを知ることは重要です。当サイトでは恋愛心理学に関する記事をまとめましたので、ぜひ参考にしてみてください。
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