失恋ってとても苦しい体験ですよね。元恋人のことが忘れられなくて、長く苦しまれる方も多いようです。
この記事では、失恋して苦しい思いをしている方に向けて、【失恋して苦しい理由・対処法・元恋人の忘れ方】を解説しています。
目次
失恋して苦しい理由
失恋して苦しいのには必ず理由があります。まずは、その苦しさを客観的にみることが大事です。客観的にみることでその対処法を考えられるからです。
ここでは、次の3つの観点から「失恋して苦しい理由」を見ていきましょう。
- 失恋して苦しいのは喪失感を感じているから
- 失恋して苦しいのは自分を責める気持ちがあるから
- 体・脳のメカニズムから見ても苦しい状況をつくってしまう
失恋して苦しいのは喪失感を感じているから
期間はそれぞれですが、元恋人としばらく過ごした時間があり、その人によって心が温かくなったり、支えられている感じがしたりしたと思います。
しかし、そのような人がいなくなってしまったとき、心にポッカリと大きな穴があいたような感じがします。この感覚が喪失感です。
今まで心を支えてくれていた存在がいなくなってしまうと、代わりに何で心を満たせば良いのか、何が心を支えてくれるのかわからず、不安になります。
なくなってしまった支えを求めて、ないものねだりしてしまうような気持ちがあなたを苦しめているのです。
失恋して苦しいのは自分を責める気持ちがあるから
「あのとき、もっとこうしておけばよかった…」と後悔の念が頭の中をめぐることもあると思います。このように、無意識に反省しているときは、知らず知らずのうちに自分を責めてしまい、少しずつ心を傷つけていっています。
原因を自分に求めるのではなく、相手に求めたり、「縁がなかった」と考えられる方は良いですが、真面目だったり、優しい人ほど、相手のせいにせず自分のせいにしてしまいがちです。
無意識に自分を責める気持ちが、あなたを苦しめているのです。
失恋は体・脳のメカニズムから見ても苦しい状況をつくってしまう
失恋して苦しい状態のときは、実は大量のドーパミンが出ているときなのです。
2010年に、アメリカのラトガース大学である実験が行われました。その実験は、失恋直後の未練のある男女を集め、元恋人の写真を見せて、脳の観察を確認するというものでした。その実験結果から、彼・彼女らの脳内には大量のドーパミンが分泌されていることがわかりました。
ドーパミンは「報酬系」とも言われ、ドーパミンが出ると、人をその報酬に向けて走らせます。
今回の場合、その「報酬」とは、元恋人のことでしょう。しかし、その意欲とは裏腹に、かなわない現実があなたを苦しめてしまいます。
失恋して苦しいときの対処法
失恋して苦しい気持ちをはき出す
苦しい気持ちを溜め込むことが、苦しさを生んでしまいます。そうならないように、苦しい気持ちはどんどん吐き出していきましょう。吐き出し方は以下のようなやり方があります。
- 友人や家族に話を聞いてもらう
- 紙やスマホのメモに書き出す
- カラオケで、自分の気持ちを代弁してくれていると感じる歌を歌う
人に相談できる方は、誰かに聞いてもらうことをオススメします。自分の話しを「うんうん」と聞いてもらえたり、共感したもらえると、「自分は一人じゃない」と感じ、落ち着きやすいです。
人に相談することが苦手な方は、紙やスマホに書き出すようにしましょう。そのように、自分の思っていることを客観的に見られるようにすると、気持ちが整理されたような気がして、心を落ち着かせることができます。
ただ、それをSNSに投稿することには注意が必要です。その内容は他の人が見て、あなたのことを心配に思わせる内容になっていないか確認することが必要でしょう。
失恋して得たことに目を向ける
失恋して苦しいときは、ついネガティブになりやすいです。いつも通りにしているつもりでも、客観的に見れば、ネガティブだと感じられることもあります。ですので、意識的にポジティブに考えるクセをつけていきましょう。
その第一歩として、失恋して得たことに目を向けることがオススメです。
誰しも、付き合ってから、別れるまでの間に何かしらの変化を遂げているはずです。元恋人との関係は失ってしまったかもしれませんが、あなた個人として得たものは何かあるはずです。
そこに目を向けたとき、「別れたけど、付き合ってよかったな」と少し前向きに思えるでしょう。
元恋人の忘れ方
一人でいる時間を減らす
元恋人のことを思い出してしまうのは、物思いにふけれる一人の時間が一番多いと思います。そのため、一人でいる時間を減らしましょう。
- 友達と買い物に出かける
- 友達とスポーツをする
- 友達と食事に出かける
- 家族と旅行に行く
以上のような約束を誰かとしましょう。誰かと過ごす時間は、自分が一人じゃないことを実感させ、心の穴を埋めてくれます。誰かと過ごす時間をたくさんつくっていきましょう。
なにか没頭できることに取り組む
周りのことが見えなくなるくらい何かに没頭したことはありませんか?失恋したときは、それを意図的につくることで、元恋人のことを考える時間を減らしましょう。
- 家でなにかしたい人→ゲーム
- 体を動かすことが好きな人→スポーツ
- 美味しいものが好きな人→料理
- 新しい場所を見ることが好きな人→旅行
- タスクをこなしていくことが好きな人→仕事
- 手先が器用な人→手芸
- 物語が好きな人→映画、本
これらは相性だと思うので、あなたに合うものであればどれを選んでも良いと思います。いろいろ試してみましょう。失恋して、無気力になってしまっている方には、映画やゲームなど、家であまり動かずに刺激がもらえるものがオススメです。
異性と遊んだり、新しい恋をする
恋愛の悩みは恋愛で解決するというのもありです。実際、フリーになった状態で改めて異性と関わってみると、意外とドキッとするようなこともあったりするものです。
- 合コンにいってみる
- 新しくサークルなどに入ってみる
- 職場を変えてみる
- 昔の友人と会ってみる
- 関心のあるイベントにいってみる
ただ、新しい恋をするには注意点もあります。それは、元恋人を忘れるための恋愛にしないことです。元恋人を忘れるための恋愛にしてしまうと、気持ちが落ち着いてしまえば、新しい人は必要ないことになってしまいます。
ほかの異性と遊び、新しい恋をする際は、単純に新しい異性との出会いを楽しむようにしましょう。そうすれば、未来のパートナーも見つかるはずです。
まとめ
失恋は苦しいことです。元恋人が忘れられなくて、長い期間悩み続けることもあるでしょう。しかし、失恋の悩みは永遠に続くものでもありません。いずれは時間が解決してくれます。
それを早めるためには、あなたの前向きな気持ちと少しの勇気が必要です。あなたのペースでできることをやっていきましょう。