婚活を始めると、必ず決めなくてはいけない軸として、相手に求める条件を考える必要があります。ただ、この条件を大きく外してしまうと、婚活からどんどん遠ざかっていくことになる、非常に重要な項目なのです。
そこで今回は、婚活で相手に求める条件がいかに大切か、主な条件、決め方や決めるときに大切なことをご紹介します。
目次
婚活で条件を決める重要性
婚活で相手に求める条件を決めるということは、これからの婚活の大きな軸を作るということです。結婚相談所や婚活パーティーなどでたくさんの人と出会うことでいろんな人を知っていくと、みんないい人だと思ってしまい、なかなか真剣交際に発展しないということもあるそう。そんな時に、しっかりと婚活の軸を持っていると「この人とは次デートに行ってみよう」「この人はあまり深い関係になるのはやめよう」といった判断ができます。
婚活で挙げられる主な条件
年収
条件といったら一番最初に挙げられるほど重要なのが年収。相手は現段階でいくらくらいもらっている人なのかを第一条件に挙げる人も多いです。
しかし、日本男性の平均年収は30代で350万円前後、40代で400万円前後。ここでかなりハードルを上げてしまうと、なかなか相手とマッチングすることは難しくなるでしょう。
今は共働きの時代なので、相手に求める年収だけではなく自分の年収と足して理想の年収になるような相手を探すと、意外と見つかりやすいかもしれません。
年齢
「年の差婚はちょっと……」「かなり早く退職されたら年金だけでは生活が難しい」などと言った観点から、年齢を条件に挙げる人も多いそう。
女性は妊娠・出産と歳を重ねると危険なリスクがどんどん高まってしまうため、子供が欲しいと強く願う男性も、相手の女性に年齢の条件を付け足す人が多いと言います。
若いだけがいいという問題でもありませんので、しっかり自分の将来計画を立てた上で年齢の条件を足しましょう。
容姿
「美人な人」「イケメンな人」などと言った顔で相手を選ぶ人も、少なからず存在しますが、あまり気にしない方が良いでしょう。なぜなら、歳を重ねれば相手の顔は変わってしまうから。
中には「自分の子供は可愛い子を産みたい」と希望して、ビジュアルのいい相手を選ぶ人もいますが、自分の子供はどんな容姿であって可愛いもの。相手の顔は後からついてくるものだと考えて、まずは性格や経済力、金銭感覚などを重視した方が良いでしょう。
身長
「身長が高い人が好き」と言って身長を気にする人もいますが、婚活は恋愛相手を探す活動ではありません。容姿と同じく、後からついてくるものだと考えて条件にはあまり入れないのが賢明です。
周りからどう思われるかを気にするより、自分たちが本当に幸せになれる相手を見つけましょう。
学歴
「学歴が高いと仕事が安定する」というのは、もう過去の話。今は大手企業の終身雇用はありませんし、ベンチャー企業がどんどん力をつけている時代です。いつ倒産するか、いつ給料がアップするか、誰にも読めません。
学歴がなくても、頭の回転が早く効率が良い仕事で評価される人もいますし、逆も然り。学歴ではなく、人としてどうなのかを重視して相手を選んでいくのが良いですね。
仕事
どんな仕事をしているか、資格があるのかを重要視する人も多いです。今はAIの時代と言われ、AIができる仕事についている人は、どんどんリソースを奪われていってしまう未来が待っています。そこで、どんなことをしているか、どんな働き方をしているかは非常に重要でしょう。
ただ、医者がいい、弁護士がいいと言った、いわゆるハイスペック職業縛りで婚活をしていくのは、成功の確率が非常に低く危険です。その人がどういうスタンスで仕事に励んでいるのか、どんな気持ちを持って仕事をしているのかを重要視しましょう。
内面
婚活の条件で一番大切なのが内面や人間力。これから50年、60年一緒に生活していく中で、相性が合わなければ、せっかくの結婚生活もすぐピリオドを打つことになってしまいます。
相手がどんな人でこれまでどんな人生を送ってきたか、どんなことに怒ってどんな時に笑うのかなど、相手そのものをよく知ることが非常に大切です。肩書きやビジュアルなどに惑わされず、しっかり見分けられるようにしましょう。
婚活で相手に求める条件の決め方
紙やメモに書き出す
まず、相手に求める条件を紙やメモに書き出しましょう。自分が相手にどんな条件を求めているのかを可視化することで、客観的にリストを見返すことができます。
頭の中で考えているだけでは、なかなか情報が整理できないため、小さいメモでもスマホのメモでも大丈夫です。書き出すところから始めましょう。
優先順位をつける
続いて、書き出したリストの優先順位をつけましょう。どれが自分の結婚生活にとって必要なものなのか、逆にここはそれほど重視していないけどあったらいいなの程度なのか、しっかり決めておくことが大切です。
条件を全て求めるというのはなかなか難しく、理想の相手を見つけるのはかなりレベルが高いもの。上から順番に並べ替えても良いですね。
どこまで妥協できるレベルか線引きをする
最後に、どこまで妥協できるかの境界線を引きましょう。実は、この作業が一番大切です。人間完璧な人はいませんが、条件があるに越したことはありませんよね。
そこで、もしこの3つがクリアしていれば、これ以降の条件はあったらラッキーという感覚を持っておくというのは大切です。そうすることで、本当に結婚に大切な条件だけに絞って婚活を進めることができるでしょう。
婚活で相手に求める条件を決めるときに大切なこと
結婚はお金がすべてではない
相手に求める条件で一番最初に出てくるのが年収ですが、結婚はお金がすべてではありません。もちろん、お金があるに越したことはありませんし、お金がないと生活できませんが、高望みすることでもありません。
この時代、いつ会社が倒産するか、明日給料が止まってしまうかわからない時代です。年収を重視するより、そんなピンチの時に一緒に乗り越えていけるような人を選びましょう。
条件すべてに当てはまる人はいない
相手に求める条件に挙げたすべての項目に当てはまる人はいません。すべて当てはまる人を探すのではなく、先ほど挙げた妥協できない部分を中心に探していくことが大切です。
人間誰でも欠点はあります。どんなところに目をつむれるのか、自分がカバーできるのかを考えておきましょう。
妥協できるレベルを知っておく
先ほども伝えたとおり、妥協できるレベルを知っておくと、婚活はスムーズにいきます。誰でも欠点に目がいきがちで気になってしまうとそれしか目に入らなくなってしまいます。
そんな時に、先ほど決めた妥協できるレベルを知っておくことで、自分がどんな結婚相手を見つけたいのかしっかり軸を持って続けられます。
逆に譲れない条件をしっかり決めておく
妥協できるレベルを把握しておくことと同じくらい大切なのが、譲れない条件をしっかり決めておくということ。むしろ、譲れない条件をクリアできていれば、真剣な交際をしてもいいというくらいの気持ちで挑むと、成功への道は一気に拓けるでしょう。
自分が将来幸せになれるかどうかを基準にする
最終的にはどんな人であれ、自分が幸せになれるのかを考えましょう。どんな未来が見えるか、二人で過ごしてどうなのか、100%確信のないまま婚約、結婚してしまうのが一番怖いところ。婚活を早く終わらせたいという気持ちで、相手との関係を続けるのだけは避けましょう。
婚活で条件にあった相手を見つけられる可能性は限りなく低い
婚活を始めれば相手はすぐに見つかると勘違いしている人も多いと聞きますが、そうではありません。婚活が成功するもなかなか時間がかかるのも、すべて相手に求める条件次第。
自分がどんな人とどんな生活、人生を送っていきたいか、真剣に考えた上で婚活をしていきましょうね。