誰しも1度は「心の底から好きな人と結婚したい」と思うはず。ところが口コミや実際に結婚した人の話の中には「好きな人と結婚してはいけない」という言葉もよく見受けられます。
結婚感は人それぞれですが「好きという気持ちだけで結婚すると、後々苦労するかもしれない」という考えは一般的です。
なぜそう言えるのか、本記事では以下の内容について詳しく解説します。
- 好きな人と結婚してはいけない理由
- 好きでない人と結婚するメリット
- 結婚相手を見るときに意識するポイント
今後結婚を視野に入れて婚活を行おうと考えている方は、ぜひチェックしてみてください。
目次
好きな人と結婚してはいけない3つの理由とは?
「好きな人と結婚してはいけない」という考えは少なからず存在します。厳密には「好きという気持ちだけで結婚してはいけない」と考えている人が多いようです。
なぜそう言えるのか、こちらではその理由を3つの観点から紹介します。
- 好きという感情に慣れてしまうから
- 価値観のズレが徐々に現れるから
- 嫌な部分を見ると幻滅してしまうから
それぞれ詳しく確認していきましょう。
【好きな人と結婚してはいけない理由①】好きという感情に慣れてしまうから
好きという感情は一時的なもので、徐々に慣れてしまう可能性が考えられるからです。付き合いたての頃は誰しも、パートナーの行動全てがかっこよく見えたり、愛おしく見えたりします。恋は盲目という言葉もあるように、恋愛の力は絶大です。
ところが結婚して長い時間を共に過ごしていると、前まで素敵だと思っていた相手の行動が、そこまで魅力的に見えなくなってしまいます。すると、好きという感情も徐々に減り、相手の嫌な部分が目につくようになるのです。
好きという気持ちは長続きしにくい感情なので、好きだけで結婚するのは良くないと言われています。
【好きな人と結婚してはいけない理由②】価値観のズレが徐々に現れるから
価値観のズレが徐々に現れる可能性があるからです。好きという気持ちが先行している状態は、相手の嫌な部分も目に入らず、全てを肯定する傾向にあります。
ところがいざ結婚して共同生活を送っていると、徐々にダメな部分が現れてきて、自分との価値観にズレを感じてしまうのです。たとえば食事の好みや金銭感覚の違いなどがズレていると、一緒に生きていくうえでストレスが溜まりやすく、苦労が増えます。
価値観を気にせず、好きだけで結婚するのは要注意です。
【好きな人と結婚してはいけない理由③】嫌な部分を見ると幻滅してしまうから
好きな人の嫌な部分を見ると、幻滅してしまう可能性があるからです。
誰しも、好きな人のマイナスな部分は見たくないと考えます。付き合っているときならそれでも問題ないですが、結婚するとなるとそのような部分も受け入れていかなければなりません。
ところが「好き」だけで結婚していると、いざ嫌な部分を見たときに、ガッカリしてしまう可能性が高いです。付き合っている頃と比べて「こんな人じゃなかったのに……」と、失望することもあるでしょう。
嫌な部分を受け入れられないかもしれないので、好きだけで結婚するのは良くないと言われています。
そこまで好きではない人と結婚するメリット
結婚生活は「そこまで好きではない人」と結婚すると、意外と長続きすると考えられています。
なぜそう言えるのか、こちらでは好きではない人と結婚するメリットを4つ紹介します。
- 毎日楽に生活できる
- 嫉妬心を抱かない
- あまりケンカをしない
- 結婚してから好きになることもある
それぞれ詳しく見ていきましょう。
1.毎日楽に生活できる
好きではない人と結婚すると、毎日の生活が楽に感じられます。あまり好きではない分、無理して自分を偽る必要がないからです。自然体の自分でいられるため、結婚生活が長続きします。
実際にあまり好きではない人と結婚したことで、精神的な余裕が出たと考えている方は多いです。「相手に嫌われたくない」と過剰に思うことがないので、楽に生活ができるのはメリットと言えます。
2.嫉妬心を抱かない
好きではない人だと、あまり嫉妬心を抱きません。好きな人だと夜遅く帰ってくるだけでモヤモヤしたり、休日に自分をほったらかして遊ばれると妬む気持ちを持ってしまいます。
ところがあまり好きではない人ならそこまで感情がブレることなく、常に安定した気持ちを持っていられます。長く結婚生活を続ける上で、相手の行動に感情を左右されないのはメリットです。
3.あまりケンカをしない
好きではない人が相手だとあまりケンカをしません。精神的に余裕があるため、相手の行動に対して怒ることが少ないからです。
冷静な判断を下しながら生活を続けられるので、ほどよく安定した生活を続けられます。相手への期待値が低めな分、衝突が少ないのもメリットと言えるでしょう。
4.結婚してから好きになることもある
結婚したあとに、相手のことをどんどん好きになる可能性があります。そもそも好きではない人と結婚するときは、価値観や経済面など、現実的な部分をしっかり見ていることが多いです。
その後好きという感情が芽生えると、とても相性がよく、ラブラブな生活を続けられる相手になるかもしれません。一番好きな人と結婚すると気持ちは下がっていきやすいですが、好きではない人だと上がることも十分に考えられます。
結婚生活をする上で、好き以外に意識するポイント
好きな人と結婚すると良くないというのは、現実的な部分から目をそらしてしまう可能性があるからです。では、結婚生活をするうえで、どのようなポイントを意識しておけばいいのでしょうか。
こちらでは「好き」以外に意識するポイントを、3つ紹介します。
- 嫌いな点について冷静に考える
- 経済力・金銭感覚のバランス
- 優しさ・安定感
1.嫌いな点について冷静に考える
まず意識したいのが、嫌いな点について冷静に考えることです。好きという状態だと、相手の嫌な部分から目をそらしてしまう可能性が高く、結婚後はギャップに苦しむことになります。
一度冷静になって、相手の嫌いな部分を考えて、それを受け入れられるかどうかを考えてみてください。すると結婚後に落胆することもなく、安定した結婚生活を送れます。
2.経済力・金銭感覚のバランス
経済力や金銭感覚のバランスは、結婚生活を続けるうえで非常に重要です。結婚すると生活費や子供のための資金など、お金が必要な機会はたくさん存在します。もし稼ぎが少なかったり、浪費が多かったりすると、いくら好きという気持ちが大きくても生活ができません。
またお金の使い方に価値観のズレがあると、事あるごとにイライラがつのってしまい、精神も不安定になります。ちゃんと生活していけるだけの収入があるのか、結婚前にしっかり見極めておきましょう。
3.優しさ・安定感
自分に対しての優しさや安定感も、意識しておくべきポイントです。
結婚生活を長く続けるには、お互いに思いやりを持たなくてはなりません。また感情的なケンカを繰り返さないために、精神的に余裕を持つことも求められます。
お互いを尊重できる関係を作るためにも、相手が感情をちゃんとコントロールできるかどうかはチェックしておきましょう。
まとめ
今回は「好きな人と結婚してはいけない」という理由や、好き以外に意識するポイントを紹介しました。
好きという気持ちは徐々に冷めていくものなので、結婚を長続きさせるには経済面や価値観の一致など、現実的な部分が重要です。
「好きで仕方ない」という状態だと、なかなか相手の嫌な部分を見れません。
結婚後に後悔しないように、ちゃんと将来を考えられるかどうか、冷静に判断できるような力をつけましょう。