気になる相手にこんなことを思ったことがありませんか?
友達や顔見知りの相手から、さらに次のステップに進むのは何かきっかけがないと難しいですよね。なかなか距離が縮められなかったり、アクションを起こして興味を引かせるのは至難の技です。
そこで、今回紹介するのは『吊り橋効果』です。
古くから親しまれている心理学で、その効果には定評があります。外的要因が原因でドキドキすることで、一緒にいる相手と一緒にいるからドキドキしていると脳が思い込んでしまうこと。
吊り橋効果の紹介と、上手に恋愛テクニックに取り入れる方法をご紹介します。
目次
吊り橋効果とは?
吊り橋効果とは、カナダの心理学者ダットンとアロンが発表した心理学効果で、吊り橋を渡るドキドキと本来関係のない恋愛感情のドキドキが、脳を混同してしまうことをいいます。
誰かをドキドキさせたり、自分を気にさせたりするのは非常に難しいですよね。
しかしこの吊り橋効果を利用することで、相手を自分を意識させることができます。脳は人が思っているよりも単純なので、吊り橋効果を上手に使ってみましょう。
吊り橋効果は外的要因を利用してドキドキを生まれさせることです。吊り橋だけでなくても、ジェットコースターやお化け屋敷、先がわからないスポーツ観戦など、心理的にドキドキさせる要素であればなんでも問題ありません。
このような相手をドキドキさせる外的要因を体験させることで、そのドキドキを自分と一緒にいるからドキドキしていると勘違いをさせることができるのです。
これは昔から非常に有名な恋愛テクニックで、これまで多くの方が吊り橋効果の効果を実感し、恋愛のきっかけに使用されてきました。
わざわざ吊り橋や遊園地を探さなくても、ジムや展望台など、心拍数を上げることができれば大丈夫です。ランチの帰りや何かのついでに寄るところから始めましょう。
吊り橋効果はほんとうに効果があるのか?
吊り橋効果はほんとうに効果があるのかという疑問ですが、心理学の実験でも圧倒的な結果が出ているので、効果があると言えます。
そもそも人間は日常生活で、ハラハラしたりドキドキすることは比較的少なく、さらにドキドキは「恋愛なのかそれとも違うものが要因なのか」という振り分けが脳の中で出来ないのです。
一人でホラー映画を見ていると、ドキドキするのはこの先の展開が読めず、いつまたおばけやゾンビが出てくるのか不安だという意味になります。
それを異性と二人で見ていると、恋愛対象でなかった人であっても、ドキドキしている=異性の相手にドキドキしていると勘違いするのです。
実際に心理学の実験では男性に吊り橋を渡らせる前に、女性と話をさせ女性が「アンケートの結果が気になったら連絡ください」と連絡先を渡すと、半分以上の方が連絡をしたそう。
ちなみに吊り橋を渡らなかった男性にも同じ実験をしたら、連絡をしたのは全体の10%程度だったとの結果が出ています。
これは吊り橋を渡ってドキドキしたことが、渡る前に話した女性にドキドキしたと勘違いして起こった現象と言われています。
このように吊り橋効果は長く知名度が高い有名な心理学のテクニックなのです。
吊り橋効果を使った恋愛テクニック
この吊り橋効果を上手に恋愛に使うことで、気になる相手と一気に距離が縮まるテクニックをご紹介します!
吊り橋効果は脳の混乱により起こるもの。場所や行動も非常に大切ですが、活かしたい相手の状況も大きく関わってきます。
そこで、どんな時に吊り橋効果を利用したいか、どんな人に効果があるのかをまとめました。ぜひ利用してみてくださいね。
吊り橋効果を活かすシュチュエーション
吊り橋効果を活かすシチュエーションは、とにかく外的要因を利用してドキドキする体験をすること。
- 吊り橋のような下が高いところ
- 足場が安定していないアトラクション
- 遊園地のジェットコースターやお化け屋敷
- 先が見えずハラハラするアクション映画やホラー映画
なども、吊り橋効果を利用できるシチュエーションでしょう。
「一緒にどこか行ったり、遠出をするのは難しい…」そんな方は、スポーツ観戦やスポーツを一緒にするのでも大丈夫です。
スポーツ観戦ならスポーツ観戦ができるバーやレストランに行くのもアリ。とにかく心拍数を上げることが大切なので、一緒にランニングをしたり、ジムでトレーニングをするも効果的です。
とにかく二人でドキドキするシチュエーションを作り出してみましょう。
本当は二人きりの方が効果はありますが、「そこまで勇気が出ない…」という人でもグループデートに行き、途中二人で分かれてみたり、お化け屋敷に行くのに二人きりで入ったみたり、グループデートの中で二人きりになるシチュエーションを作り出すことが重要です。
吊り橋効果を活かす具体的な方法
とにかく相手の心拍数を上げる場所に行ったり、行動をさせること。ジェットコースターに一緒に乗ってもよし、ホラー映画を見るもよし!
ホラー映画は、ゾンビが追いかけてくると分かってしまう映画よりも、怪奇現象が起きることで、次のシチュエーションを予測できないタイプの映画が良いとされています。作品を選ぶ際も注意したいですね。
さらに吊り橋効果は最大一週間の効き目があるとも言われています。
基本的に吊り橋効果はきっかけにすぎません。あなたと一緒にいることでドキドキしていると脳が混乱している間に、他の心理学テクニックを使用し、一気に近づく努力をすることが大切です。
最初にあなたに興味を引かせることで、そのあとの心理学の効果を発揮しやすくなるでしょう。
「なかなか最初のきっかけがつかめない…」
「気になる相手がこっちをみてくれない…」
という人にぴったりです。
吊り橋効果を活かしたい相手
吊り橋効果を活かしたい相手は、
- 顔見知り程度の人
- まだ知り合って浅い人
- 深い付き合いでは無い人
が良いでしょう。
吊り橋効果は普段あまり体験しない心拍数を急に上げることで脳を錯覚させる心理学です。そのため、普段から心拍数を上げるのに慣れている人には向かないとされています。
普段からスポーツをしている人、ジムで体を鍛えている人などに当たります。
普段から心拍数を上げている人は、ドキドキすることに慣れているので、誰かと一緒にいても普通のことでこの効果は期待できないでしょう。
さらに普段からポジティブで幸せなことで埋め尽くされている人には、吊り橋効果は期待できません。
相手のシチュエーションも確認してから吊り橋効果を実践してみるのが良いでしょう。
- 失恋した
- 最近恋人と別れた
- 恋愛をしたいけれどなかなかきっかけがつかめていない
- モヤモヤしている人
などに効果的だとされています。
先ほどもお伝えしましたが、吊り橋効果はただのきっかけ作りです。効果は一時的で何度も使えるものではありません。
しっかりそのあとに繋げられるように、次のデートに誘ったり、アクションを起こしてみましょう。
まとめ
吊り橋効果は昔から心理学で使われている方法で、とても効果が期待できるテクニックの一つです。
しかし、吊り橋効果はきっかけを作るだけ。脳が混乱するのはそう長く持ちません。一日は持ちますので、そのドキドキを利用して次のデートに誘って、より距離を縮めることが必要です。
吊り橋効果によって自分と一緒にいて楽しい、ドキドキすると思わせたら成功。あとは出来るだけ二人きりでドキドキを体験できるように努めてみましょう。
吊り橋効果を利用して、素敵な時間を過ごしてくださいね!
「気になる相手がいるけれど、全然こっちをみてくれない…」
「相手に自分を恋愛対象としてみてもらいたい…」
「食事は行くのになかなかその次のステップにいけない…」