これまでこんな風に思ったことはありませんか?その疑問、これからご紹介する新近効果を利用すれば、解決できるかもしれません。
親近効果とは「人は色んな情報を頭の中で整理し、何か判断を下す時、一番最後に得た情報が判断を下す上で非常に影響する」という心理学です。相手の印象に自分を残したいときは、一番最後に強い印象を残すことが良いでしょう。
具体的にどのようにするとこの効果が得られるのか、どんな相手にどんなシチュエーションの時に効果が期待できるのかを、順番にご紹介していきます。
目次
親近効果とは?
親近効果とは、アメリカの心理学者ノーマン・アンダーソンが提唱した心理学で「最後に示された印象が頭の中で強く残り、後に何かを決めるときに大きく関わる」という効果です。つまり、相手に自分の印象を残したいときには、去り際が重要だということです。
この親近効果は残存効果とも呼ばれています。人が記憶しているのは最初の映像と同じくらい最後のシーンが印象に残ると言われています。
ミュージカルや映画、ドラマをみると、ラストシーンやエンディング、最終回がハッピーエンディングだとその映画はハッピーな作品だと印象付けられ、悲しいエンディングだと悲しい作品だったとされます。
たとえ劇中でドロドロした恋愛が繰り広げられていたとしても、最後に二人がくっつけばハッピーエンディングに。
このように誰かに印象付けたいときには、一番最後にアピールすると良いという心理学です。
これを上手に利用することで、気になる相手がグループや大勢の中にいる時も、この効果を使うと他の人よりも濃い印象を与えられるかもしれません。
親近効果はほんとうに効果があるのか?
上手に使うことで相手に印象を与えるのは、非常に効果的といえるでしょう。
グループでどこかに行ったとき、みんなで自己紹介をすると最初に名前を言われた人よりも、最後に名前を言われた人の方が意外と覚えていますよね。
人の記憶は新しいものに上書きをして後から来たものをより覚えようとします。もちろん第一印象は大切ですので、最後に笑顔で愛想よくしたからといって最初から無愛想であれば、印象が強すぎて頭に残るのは第一印象なのです。
この親近効果は、最後の一押しで使うと効果があるのです。例えば思うように相手と話せなかった合コンや婚活パーティーでどうにか近づこうとすると、一番最後に良い印象を残しておくと相手にとっても印象深くなるといいます。
人は多くの情報を一度にもらったときに、一番最後に示された情報が何かを判断するときに左右されると言われるのがこの効果の特徴です。
そのため最後の最後に話していた人の方が後から「誰がよかったかな…」と思い出すときに、思い出されやすいということなのです。
親近効果を使った恋愛テクニック
親近効果は、最後にどれだけ相手に良い印象を与えられるかが勝負のテクニックです。そのためには
- シチュエーション
- 具体的な方法
- 効果が活かせる相手
をしっかり把握してチャレンジしてみてくださいね。
親近効果を活かすシュチュエーション
親近効果を活かすシチュエーションは、
- 大勢の中にいる気になる人にアプローチしたいとき
- なかなか機会がなくて相手と話せなかったとき
- 次のデートに絶対行きたいとき
- 顔は合わせるのになかなか二人っきりになるタイミングがないとき
など、何かのきっかけが欲しいときでしょう。
人間は一度に多くのインフォメーションを頭にインプットしようとすると、どうしてもある程度の情報は抜け落ちてしまうもの。一番伝えたいことを一番最後に持ってくるのが重要です。
二人きりのデートであれば、自分の一番伝えたいことを最後に伝えましょう。
もし、なかなか話すきっかけがつかめなかったグループデートや婚活パーティーなどは、最後のお開きになったあとに、帰り道などで二人きりになる・駅の改札で思いっきり笑顔で手を振るなど、最後に何かアクションを起こすと印象に残るのです。
なるべく相手の近くに行き、最後の最後までマークしておきましょう。するとその日に何人もの相手とあっていたとしても、相手の印象に残るのは最後にアクションを起こしたあなたになります。
親近効果を活かす具体的な方法
とにかく最後に二人きりや相手と直接話すきっかけを作り出すこと。これが一番重要であり、これができれば親近効果は期待できるでしょう!
グループデートであれば二人きりになれるきっかけを作ってみる。これは友人に頼んで最後に二人で話したい旨を伝え、セッティングしてもらうも良いです。
大勢が集まるパーティーなどは、最後の最後に話しかけるとことで、ここまで色々な人と話して来たとしても、印象に残るのはあなたです。
またデートの最後に「また次のデートに行きたいなあ」と思ったり「今日のデートはあまりうまくいかなかったなあ…」と思ったら最後別れる際に、笑顔で今日の感謝を伝えてみてはいかがでしょうか。
相手に良い印象を与えるように、最後をうまく締めくくることができれば、またあなたの笑顔がみたい、一緒にどこかに行きたいと思わせることができます。
しかし第一印象が悪いと、この効果は期待できません。最初と最後は印象を良くすることを覚えておくと良いでしょう。
親近効果を活かしたい相手
親近効果を活かしたい相手は、
- 初めて会った気になる相手
- グループデートの中の知り合い程度
- 次のデートに絶対に行きたい相手
でしょう。
この時、第一印象もよくしておく必要がありますので、最初と最後は手を抜かずにしっかり素敵な印象を相手にアピールしておきましょう。帰宅後彼があなたを思い出した時に、良い印象が頭に残っているので、次のデートに誘われるかもしれません。
もちろん気になる相手と二人きりで話すことができ、いい時間を過ごした時にこそしっかり最後を締めることが大切です。笑顔で感謝を伝えられて、嫌な思いをする人はいません。
緊張するかもしれませんが、最後に笑顔で手を振るだけでも効果的です。ぜひ一度試してみてください。
まとめ
親近効果は特に難しいテクニックを使用する心理学ではありません。
「今日だめだったな〜」
「うまくいかなかったな〜」
「でも次のデートに誘ってほしい!」
「私に興味を持ってほしい!」
という願いを叶えられるかもしれないテクニックなのです。
話が下手だって、良いところが見せられなかったって、最後にニコッと笑顔で笑いかければ挽回してしまうかもしれないこのテクニック。
笑顔で笑って手を振って、帰りの電車で相手に一言連絡をすると一歩近づけるかもしれません。ぜひ次のグループデートや合コン、パーティーやデートで親近効果を試してみてくださいね!
「なかなか次のデートに誘われない…」
「デート中に失敗しちゃった!挽回方法が知りたいな…」
「合コンや婚活パーティーで気になる人がいても、なかなか二人きりになれないからいつもうまくいかない…」