人にはメリットとデメリットがあります。特にデメリットの部分が気になってしまい、なかなか相手にアプローチすることができない、どうやって克服したらいいかわからないと、悩んでいる方もいると思います。
そのデメリット、実は上手に使うと「ギャップ萌え」を作り上げることが出来ます。しかし何でもかんでもデメリットが相手を落とす効果になるとは言えません。
そこで今回はそのデメリットを上手に使いながら、相手との距離をグッと縮める、相手によく思ってもらえるゲイン・ロス効果をご紹介します。
目次
ゲイン・ロス効果とは?
ゲイン・ロス効果とはゲイン(gain、プラス要素)とロス(loss、マイナス要素)を上手に使うこと、アピールすることで相手の心を掴む効果があります。
今風にいう「ギャップ萌え」や「ツンデレ」と同じ効果だと言われているこの効果。ギャップ萌えやツンデレが効果を発揮するのは、期待していなかったことが、突然現れることです。
例えばクラスにポツンといつも座っていた子が、ゲームの話になると止まらなくなったり、難しい単語をスラスラ話すようになると、「あれ?いつもと違う!」と話題を集めること、ありましたよね。
そういうギャップを見せることがゲイン・ロス効果に繋がります。
この効果は好きな人や気になる人だけでなく、仕事の上司や獲得したい営業先の方にも使うことができるのでおすすめです。
そこで、これから本当に効果があるのか、具体的な方法をご紹介します。
ゲイン・ロス効果はほんとうに効果があるのか?
ゲイン・ロス効果に本当に効果があるのかということです。
上手に使うことで武器になりますが、間違って使用すると人に不快感を与えるだけで終わってしまうので、しっかり使い方を理解した上で使うことが一番大切です。
上手に使うことであなたの気になる相手からの評価はぐっと上げることができます。ギャップ萌えやツンデレは女性から見る男性の方が素敵に見えがちですが、それは男性も女性も一緒。
大切にしたいのは、自分のどんなところをロス(マイナス要素)に見せるのか、そしてそのロス(マイナス要素)に対してどんなゲイン(プラス要素)を見せていくのかを考えるところから始めましょう。
気をつけたいのはあからさまに人を嫌な気持ちにすること。例えば愚痴や汚い言葉遣い、家族や友人を貶したり大切にしないところをロスに持っていくと印象は最悪です。
人を嫌な気持ちにさせないことや、自分が苦手なところをロス(マイナス要素)として持っていき、さらにそれをカバーするようなゲインを作るよう意識すると良いでしょう。
続いてゲイン・ロス効果を利用した恋愛テクニックをご紹介します。
ゲイン・ロス効果を使った恋愛テクニック
自己分析も良いですが、もし難しくなかなか見当がつかなければ、家族や親しい友人に聞いてみるのもアリ。
もし可能であれば異性に聞いてみるのが良いでしょう。同性が思うマイナス要素とプラス要素は違うといいますので、違った視点から見つけてもらうことをおすすめします。
そして挙げてもらった後、どのように相手にアピールしていくかを考えます。初対面の人に無口になってしまう、緊張して話せない=無愛想な人と思われがちなど、マイナス面はきっとあなたが普段から気づかないくらい自然にしてしまっていることでしょう。
アピールするのはゲイン(プラス要素)の方です。自分がどんな時にロス(マイナス要素)を出しがちなのかを考えた上で、適切な方法や場所でゲイン(プラス要素)を見せていきます。
相手がロス(マイナス要素)ばかりに気を取られてしまうと、それがそのままあなたの印象になってしまいます。しっかりアピールすることが大切です。
ゲイン・ロス効果を活かすシュチュエーション
ゲイン・ロス効果は行動や発言だけではなく、例えば日頃パンツスーツをよく履いている人が、会社の飲み会でスカートを履いてきたというだけでギャップ萌えが生まれ、ぐっとくる男性陣もいるんだとか。
日頃見せている自分を大切にしながらも、ゲイン(プラス要素)でしっかり補うことが大切でしょう。そのためにはゲイン(プラス要素)をしっかり相手に見せること(アピールすること)が出来るかどうかにかかっています。
さらに、おめでとうやお疲れ様、ありがとうなどのプラスの言葉は、一日の終わりに聞くとその日一日良いことがなくても、良い日だったなと思って終えることができますよね。
誕生日の相手に話す機会があっても一日中お祝いの言葉を言わず、帰り際にしっかりプレゼントとおめでとうの言葉をかけてあげるだけで、「ちゃんと誕生日を忘れずに祝ってくれる素敵な人」というイメージがつきます。
タイミングをわざと調整することで、ゲイン・ロス効果を発生させることも可能です。
ゲイン・ロス効果を活かす具体的な方法
例えば普段初対面の人となかなか話せない人、無口になりやすく周りから「あの人は怒っているのではないか」と思われている人が、ご飯を食べに行った時ニコッと笑って水を注いでくれたら、「無愛想だと思っていた人が本当は気遣いのできる笑顔の素敵な人だった」と一気に親近感が湧きますよね。
- いつもカジュアルな服装の人が、デートの時はビシッとワンピースで決める
- いつもマイペースで黙々と仕事をしている人が実は料理好きで上手
など、普段の人柄からは想像できないようなギャップを用意することが大切です。
ゲイン・ロス効果を活かしたい相手
- もともと知っている人
- 友人
- クラスメート
- 同僚
など、普段のあなたを知っている人が良いとされています。
初対面お人にゲイン・ロス効果を利用すると、そもそも普段のあなたを知っておらず、何がロス(マイナス要素)で何がゲイン(プラス要素)なのか、全くわからないまま進んでしまうことでしょう。
グループで食事に行ったことがある、友達と一緒に遊んだことがある、毎日顔を合わせるクラスメートや同僚だからこそ、ギャップを作り上げることができ、ゲイン・ロス効果が発揮されます。
ロス(マイナス要素)に気をとられることなくさりげなく気づいてもらうことと、ゲイン(プラス要素)をしっかりアピールし、知ってもらうことがゲイン・ロス効果で最大の効果が得られるでしょう。
まとめ
ゲイン・ロス効果は、あなたのデメリットを覆すようなメリットを相手に知ってもらうことで、「ギャップ萌え」を演出する効果です。
「ツンデレ」もツンの部分だけを知っていると「気が強そう」「うまくやっていけなさそう」「一緒にいても楽しくなさそう」など不安な要素しか想像させることはできません。
そんな人が気を許した相手にだけ見せる笑顔や暖かい表情があるからこそギャップが生まれます。それはツンの部分がなければ、「普段から穏やかな人なのかな」「こうやって笑うんだ」でギャップは生まれませんが、ツンがあるからこそ引き立つ笑顔に惹かれるのです。
しっかりギャップのプラス・マイナス要素をこちらから相手にアピールすることで、成り立つのがゲイン・ロス効果。
このロス(マイナス要素)を打ち消すことができるゲイン(プラス要素)を持っていることが大切なので、打ち消せないくらいとても強烈なロス(マイナス要素)がある方は、根本的にその部分を直した方が良さそう。
上手に使えば今までコンプレックスだったこともメリットに変えることが出来、自分に自信がつくでしょう。ぜひ試してみてくださいね。
恋愛心理学は非常にたくさんあります。そしてそれぞれのテクニックによって使うべき相手・シチュエーションを選びます。また自分の性格上合う・合わないがあります。もし自分に合わない恋愛心理学テクニックを使うとかえって自分を苦しめます。
なので全体的にどんな心理学やテクニックがあるかを知ることは重要です。当サイトでは恋愛心理学に関する記事をまとめましたので、ぜひ参考にしてみてください。
「普段から初対面の相手にはなかなか心を許すことができない…」
「人見知りで第一印象が悪く、無愛想に思われてしまう…」