「結婚を前提に付き合いましょう」という言葉がありますが、具体的にどんなことをするのか、普通の交際と何が違うのか、どんなタイミングで結婚を前提に付き合うのかなど、よくわからないことも多いでしょう。
そこで今回は、結婚を前提に付き合うとはどんなことなのか、どんな意味を持っているのか、結婚を前提の付き合いに発展する条件は何かなどをご紹介します。
目次
結婚を前提に付き合うとは
結婚を前提に付き合うとは、本気で結婚を考えている人とより今後の人生について話したり、家族を紹介したり、同棲をはじめたりすることです。
これまでも相手のことは本気だったけれど、結婚となるとまた話は変わります。そこで、本格的に結婚を前提に話を進めていくためにも、相手に「結婚前提だ」ということを言葉で伝え、二人で同じ「結婚」というゴールに向けて、さらに仲を深めていく付き合いに。
結婚前提なので、これまでなんとなく真剣に話せなかったこれからの二人のこと、人生でやりたいこと、夢などを赤裸々に語る機会になりそうです。
結婚を前提に付き合う裏にあること
結婚できるか見極める
結婚を前提に付き合うというのは、本当にこの人と結婚できるか見極めるという期間です。実際に籍を入れてしまってからさまざまな問題が発生しても、その後離婚するにはかなり大変。
結婚する前にしっかりこの人と一生に生きていけるか、好みは合うか、価値観は合うかなどのチェックをしましょう。
家族ぐるみの付き合いをする
結婚前提なら、後に相手の家族とも家族になる必要があります。そのため、お互いの家族への紹介から年末年始を過ごしてみたり、週末一緒にご飯を食べたり。
家族のイベントに出席することで、本当にこの人と結婚して家族になれるのか、家族とは上手くやっていけるのかなどをしっかり見極める必要があります。
直して欲しいところを伝える
結婚を前提に付き合っていくには、相手に直して欲しいところをしっかり伝えておく必要があります。「結婚をしたら変わってくれる」「結婚をしたらもう少し手伝ってくれる」というのはまやかし。相手に言葉でちゃんと伝えないと伝わりませんし、直してくれないでしょう。
できるだけ早めに相手に直して欲しいところを伝えるのがポイントです。
同棲も視野に入れている
結婚を前提となると、同棲も視野に入れる必要があります。実際に家を行き来する回数を増やしたり、家の契約更新を目処に実際に同棲したり。結婚生活となると同じ屋根の下で生活する必要があるので、できるだけ早め「一緒に住む」ということを実現するのが良いです。
どんなに仲が良くても、住んだら本性が見えてくることもたくさんあるので、早めに行動して相手を観察しましょう。
本当にこの人と結婚しても良いかの確認期間
結婚前提で付き合うというのは、本当にこの人と付き合って良いのかという確認期間。そのため、逆を返せばこの期間にもし結婚ができないと判断すれば、早めに相手との関係にピリオドを打つ必要があります。
長く待たせることなく、本当にこの人と一生を過ごしていけるかを考えて、生活していくことが大切でしょう。
結婚を前提としたお付き合いに発展する条件
結婚を視野に入れている、結婚したいと思っている
そもそも、結婚を前提に付き合うためには、その人との結婚生活を希望している、結婚を望んでいる必要があります。「とりあえず歳も歳だし結婚したいな」と思うレベルではなく、本格的に結婚を決めているということ。
相手の人生もかかっているので、中途半端な気持ちで、相手に結婚前提だと伝えてはいけません。ほとんどプロポーズだと思ってもおかしくないくらい、本気なことが重要です。
相手のことをよく知っている
相手のことを知らないのに、とりあえず結婚したいからという理由で結婚を前提に交際を始めてはいけません。結婚前提にお付き合いするということは、よほどのことがない限り、そのまま日取りを決めて結婚するということ。
相手のことを知らないまま話を進めるのは、相手にも非常に失礼な話です。
別れることは一ミリも考えていない
結婚を前提に付き合って欲しいと伝えた時には、別れるという決断を一ミリも考えていないことが常識です。もちろん、その後家族とあったり同棲を始める中で、結婚が考えられなくなってしまうこともあるでしょう。
その時は二人でしっかり話し合ってどうするか決める必要がありますが、初めから不安なら結婚前提のお付き合いだということは伝えないようにしましょう。
長所だけでなく短所も受け入れられる
人には長所もあれば短所もあります。相手の長所を好きになるのではなく、短所までもしっかり認めて好きになれることが大切です。大人になってからは短所はなかなか直りづらいと言われており、相手の考え方も行動も、コントロールはできません。
結婚するなら、相手とどのように付き合っていくのかをちゃんと考えられる必要があるでしょう。
将来のことを詳しく話したいと思っている
結婚を前提ということは、将来のことを詳しく話したいと思っているという意思表示。これまでなかなか話せなかった家族のことや今後のライフプランなどを、結婚前に知っておくことで、結婚後に何か問題が発覚するという可能性を最小限に抑えられます。
二人でゆっくり時間をとって話せる時間を積極的に設けましょう。
結婚を前提に付き合っても別れてしまうこともある
「結婚を前提に付き合う」ということは、今後別れないというわけではありません。結婚は相手の人生や家族を巻き込んだ大きな決断。本当にこの人と結婚して大丈夫なのか、今後の人生に差し支えないのかなど、さまざまな決断をする機会となります。そのため、必ずしも二人のゴールが結婚でなければいけないということはありません。
結婚というゴールに向かって、二人で足並みを揃える期間であり、もし上手くいかなければ、勇気を持って別れるという決断もする必要があります。
結婚を前提に付き合う際に気をつけたいこと
本音で話し合う
とにかく、まずは相手と本音で話し合いましょう。最初の1〜2年くらいは猫が被れたとしても、結婚生活は40年、50年と続いていきます。
何をどう考えているのか、どんなことを思っているのか、自分はどう思っているのかをちゃんと相手に伝えられることが、夫婦円満の秘訣の一つです。
二人の間に隠し事はNG
もし、まだ相手に言っていない秘密があれば、この期間に必ず伝えておきましょう。例えば借金があったり奨学金があることなどの金銭面の問題は、結婚したら一人の問題ではなくなります。
結婚してから発覚することより、辛いものはありません。事前にちゃんと伝えておきましょう。
相手の短所を受け入れられるか確認する
付き合っている時は、なかなか相手の短所と向き合えないこともあるかもしれませんが、結婚となると、長所だけでなく短所も受け入れる、または上手に付き合っていく必要があります。
少しでも良くなる可能性があることなのか、それとも直せることなのか、全くダメなのか、見極めて対処できるようになるのがベストです。
別れたい場合は早めに伝える
もし、結婚を前提に付き合っていて「この人とは絶対に結婚できない」と感じた場合は、早めに相手に伝えましょう。いつ伝えようかなと悩むのではなく、決断ができたらすぐにでも伝えることが大切です。
あなたが悩んでいる時間にも、相手は人生の大切な時間を奪い取っていることを忘れずに。
相手を結婚まで待たせすぎない
結婚を前提に付き合うということは、そのさきに結婚を見据えているということ。半年〜一年以内には必ず結婚をするかどうかを見極めましょう。
そして、正式にプロポーズをするのがベストです。相手の人生もあるため、勢いは大切。
結婚前提の付き合いで見極めよう
結婚前提の付き合いは、高い確率で結婚したいと思っているということ。ゴールの結婚に向かって、一緒に歩みを進めていこうという気持ちが込められています。この期間でしっかり相手のことを知ることにより、素敵な結婚生活が送れるはず。
結婚前提のお付き合いをすることで、相手と本当に結婚しても良いか、幸せになれるかしっかり見極めましょう。