近ごろ、男女ともに晩婚化が進んでいる中で、結婚はしないと考えている人も増えてきました。結婚の必要性を感じられず、個人を尊重した生き方をしている人もたくさんいらっしゃいます。
ではなぜ、結婚の必要性を感じない人が増えたのでしょうか。この記事ではその理由の説明と、結婚のメリットやデメリットについて紹介します。
いまは結婚の必要性が感じられないと考えている方でも、いろいろな意見を見ることは大切なので、ぜひチェックしてみてください。
目次
結婚の必要性を感じない人が増えた理由とは?
一昔前は「結婚してあたりまえ」という風潮がありましたが、いまではそこまで結婚が重要視されていません。
こちらでは、結婚の必要性を感じない人が増えた理由について紹介します。
- 自由に生きたいと思う人が増えた
- 女性の経済力が増えた
- 独身でも出世に響かない
- 婚活の多様化で恋人を作るチャンスが増えた
- 子育ての負担が多いと感じている
それぞれ詳しく確認していきましょう。
【結婚の必要性を感じない人が増えた理由1】自由に生きたいと思う人が増えた
まず挙げられるのが「自分の人生を自由に生きたい」と思っている人が増えたからです。
結婚すると良くも悪くも、経済面や時間面での制約が強くなります。独身に比べて自由度が低くなってしまうのは紛れもない事実です。すると、趣味などに没頭する時間が減ってしまいます。
むかしに比べて趣味もかなり多様化しているので、自分の好きなことにかける時間が減るのに、わざわざ結婚する必要はないと考えるのです。
【結婚の必要性を感じない人が増えた理由2】女性の経済力が増えた
女性の経済力が増えたことも、理由として考えられます。
以前は「女性は専業主婦になる」という考え方が一般的でした。ところがいまは社会で大活躍する女性もかなり増えています。すると経済的にも充実している人が多くなり、わざわざ誰かと結婚して養ってもらわなくても、十分に生きていけるようになったのです。
男女間での収入格差が減ったことで、結婚の必要性を感じなくなった人は少なくありません。
【結婚の必要性を感じない人が増えた理由3】独身でも出世に響かない
独身であっても、出世できるようになったことが考えられます。
過去には「結婚していることで社会的なステータスがあがる」という風潮が確実にありました。ところがいまとなっては古い考えで、個人の実力が全てだという考え方に変わってきています。
自分のキャリアのために結婚する必要がなくなったので、わざわざ家庭を持つという選択肢を選ばない人が増加したのです。
【結婚の必要性を感じない人が増えた理由4】婚活の多様化で恋人を作るチャンスが増えた
アプリや街コンなどで婚活が多様化し、恋人を作るチャンスが増えたことも、結婚率の低下につながっていると考えられます。
出会いの数が増えているので「わざわざ1人に絞る必要がない」と思う人も少なくありません。むしろ結婚すると遊べなくなってしまうので、あえて避けている方もいるくらいです。
婚活が多様化し、恋人を作りやすくなったことで、結婚の必要性が少なくなっていると考えられます。
【結婚の必要性を感じない人が増えた理由5】子育ての負担が多いと感じている
不景気により、子育ての負担が多いと感じているケースです。出生率は年々低下しており、少子高齢化が問題となっていることは周知の事実でしょう。
経済的な不安や保育園問題など、子供を育てる環境はかなり悪くなっています。すると「子供をうまく育てられないのなら、わざわざ結婚する必要も無い」と考える人が増えるのです。
結婚をするメリット・デメリットとは?
こちらでは、結婚するメリットやデメリットを紹介します。結婚の必要性を感じられない人の中には、メリットやデメリットについてうまく知っていない方もいらっしゃいます。
いろいろな意見を見たうえで自分の方向性を決めることは大事なので、ぜひチェックしてみてください。
【メリット1】経済的に安定できる
結婚すると、経済的に安定できるというメリットがあります。共働きであれば世帯の収入はアップしますし、共同生活による固定費の削減効果も大きいです。
不安定な年収で独身生活を続けるよりは、結婚したほうが精神的にも落ち着くでしょう。
【メリット2】世間体が気にならなくなる
世間体が気にならなくなるというメリットです。独身が当たり前な世の中になりつつあるとはいえ、まだまだ風当たりが強い場面も少なくありません。
「40~50代まで独身なんて、何かしらの欠点がある」などと陰口を言っている人を見たことがある方も多いのではないでしょうか。帰省するたびに「いつ結婚するの」と言われる人もいるかもしれません。
結婚すればこのような意見を言われることもなくなるため、世間体を気にして結婚をするという方も多いです。
【メリット3】税金の面で得がある
結婚は、税金の面で得が多いです。配偶者控除や扶養控除など、結婚していなければ申請できない控除はたくさん存在します。
また親からの結婚に関わる支援金の贈与税もかからなくなるなど、利点が大きいです。
【デメリット1】自由な時間が減る
デメリットとしてまず挙げられるのは、自由な時間が減ってしまう点です。
独身だと何をしても特に問題はありませんが、結婚するとなるといろいろな制約がかかります。貯金をしたり、早く家に帰ったり、休日には家族サービスをしたりと、時間的にも経済的にも負担は増えるでしょう。
自分中心の生活ができなくなるのは、人によってはデメリットに感じるかもしれません。
【デメリット2】すぐに別れられない
結婚した後は、すぐに別れることはできません。法律的な制約がありますし、お互いの家族も大きく関与してしまいます。恋人同士であれば簡単に別れられるので、そちらのほうが気楽だと考える人も多いです。
結婚は基本的には一生を共に過ごすものだと考えられているので、別れに労力がかかるのはデメリットといえます。
【デメリット3】相手の両親や親戚づきあいが大変
親戚づきあいが大変になってしまうという点です。
結婚をすると、相手の両親や親戚とも関係を持たなくてはなりません。向こうの家に行って数日過ごしたりすると、精神的に疲れてしまうこともあるでしょう。
嫁姑問題のように、離婚の原因ともなるイザコザが起きることも十分にありえます。結婚によって人間関係が変わり、精神的な負担が増えるのはデメリットです。
まとめ:結婚はタイミングだが、恋人がいて損はない
今回は、結婚の必要性が無いと感じている人の理由や、結婚のメリット・デメリットについて紹介しました。
結婚への価値観は人それぞれなので、自分が幸せだと思える人生を歩むことが一番重要です。独身のまま自由に生きるのも、結婚して家族と仲良く暮らしていくのも、本人の意志次第です。
ただし結婚はしなくとも、恋人がいる状態を作っておくことに損はありません。
結婚観は歳をとるにつれて変わり、いままでまったく考えていなかった結婚を急に意識することも十分にありえます。
そのときに恋人がいないと、結婚に進むことはできませんよね。そこから相手を探し始めてうまくいくといいのですが、年齢を重ねてしまっていると婚活が大変になるかもしれません。
寂しさを抱えたまま孤独に生きていくことになりかねないので、結婚に関係なく恋人作りには多少なりとも力を入れておきましょう。
一度きりの人生なので、どう考えが変わっても後悔しないように行動してみてください