婚活を始めると「婚活の同時進行」という言葉を耳にすることがあるかもしれません。これは、一度に複数の相手が候補におりデートをしたり相手を知るということ。推奨している結婚相談所もあるそうです。
そこで今回の記事では、婚活の同時進行について、メリット・デメリット、気をつけることなどをご紹介します。
目次
婚活の同時進行とは
婚活の同時進行とは、まだ正式にお付き合いしていない状況で、複数の相手とデートに行ったり相手のことをよく知ることを指します。
交際までの流れは、知り合う→連絡先を交換する→2〜3度デートに行く→どちらかが告白をする→交際スタートとなることが多いですが、この「2〜3度デートに行く」の時点ではこの人と付き合うかどうかはまだわかっていません。この期間を利用して別の人と同じようにことを運んでいることです。
日本では馴染みのない同時進行ですが、海外では婚活ではなく普通に誰かとお付き合いするときに「デーティング期間」という正式なお付き合いの前であれば、誰と何人とデートをしても浮気にはならない期間があります。
婚活の同時進行は、いわゆる「デーティング期間」に当たるのです。
婚活の同時進行のメリット
婚活にかかる時間の短縮ができる
婚活の同時進行における最大のメリットは、婚活にかかる時間を大幅に短縮できること。
たとえば、一人の人を知るのに1週間掛かったとすると、1ヵ月に4人しか知ることができません。しかし、一度に3人の人と同時進行をした場合、1ヵ月で12人の人を知ることができます。もちろん、一人一人に掛ける時間は減ってしまう上に、一人の人を一週間で知るというのは難しいかもしれませんが、実際にこれだけの人数の人と会話をし、知り合うことができます。
婚活は、理想の相手と出会うまでにたくさんの人と出会い知っていき相手を見つける必要があるので、時間短縮できる婚活の同時進行は非常にメリットがあります。
自分との相性を一気に比べることができる
人は一人ひとり性格も感性も異なります。同時期に複数の人とデートをしながら相手を知っていくことで、自分はどんな人と相性がいいのか、どんな人はあまり合わないのかを比べて知ることができます。
もし今デートをしている人とその後交際することがなくても、今後の婚活において非常に役立つでしょう。婚活は一生一緒にいる相手を決める大切な活動ですが、時間をどれだけ有効に使えるかが婚活成功の鍵となってきます。上手に同時進行を進めていくことができれば、婚活成功への近道になるはずです。
ダメだった時にスムーズに別の人へ移れる
一人の人としっかり向き合い、この人と合うか合わないか、人生のパートナーとして受け入れられるかを見極めるのも非常に大切です。
しかし、一人ひとりに時間を使ってしまうと、もし合わなくてお別れをしてしまったとき、また一から出会ってデートを重ねて……とゼロからのスタートになってしまいます。
もし同時進行をしていた場合、合わないなと思ったら同じ時期にデートをしている人だけに集中すれば良いですし、ゼロからではなく途中からのスタートになるので、心にも余裕を持って婚活ができるでしょう。
婚活の同時進行のデメリット
バレてしまったら相手の信頼を失う
婚活をしている人の中には、一人ひとりと真摯に向き合って婚活をしているという人もいます。そういう人からすると同時に複数の人とデートをしているというのは、あまりいい印象ではありませんし、浮気性なのかなと疑われてしまうこともあります。
相手に伝えておかないのにバレてしまった時、相手を傷つけてしまうかもしれません。
最初にそれとなく伝えておくか、絶対にバレないようにしましょう。オススメは最初の時点で別の人とデートをしていること、同時進行のことを伝えておくと良いでしょう。
上手にコントロールする必要がある
複数人と同じ時期にデートを重ねていると、どの人がどんな話をしていたか、どの人が「ちょっとダメかも……」と思った発言をしたかなど、印象がごちゃごちゃになってしまうことがあります。そうして、ごちゃごちゃになった印象が、間違って良かった人に断りを入れてしまったり「この人はちょっと……」と思っていたのに告白されてOKしてしまったりと、散々な結果になってしまいます。
同時進行をする場合はしっかりメモをしたり頭に叩き込んで、絶対に相手を傷つけないようにしましょう。
同時進行する2〜3人をよく見極める必要がある
同時期にデートをして相手を見極めている場合、しっかり一人ひとりと向き合って相手と接する必要があります。ただ寂しいからとか、時間つぶしで付き合うのではなく、しっかり一人ひとりと向き合いましょう。そうでないと、同時交際の意味がありません。
たとえ、短い期間だったとしても、相手の事をよく知る事で、同時交際の意味をなします。相手と真摯に向き合い上手に同時交際を進めていく必要があります。
婚活の同時進行の方法と人数
婚活の同時進行は多くのケースでだいたい2〜3人と、誰かと正式に交際をする前にデートをしたりランチすることがあります。それ以上だと一人ひとりとのデートのスケジュールを上手に組めなかったり、誰が誰だかわからなくなって全員との関係がなあなあになってしまうから。そもそも、複数の人との同時進行は、連絡がマメで器用な人でないと難しいので、意識してみてください。
最初は2人の人と同時進行をして、慣れてきたら3人と増やしていくのがおすすめです。ちゃんと一人ひとりと向き合える人数から少しずつはじめていきましょう。
婚活の同時進行で気をつけること
スケジュール管理を徹底する
婚活の同時進行で一番大切で大変なのは、スケジュール管理です。同じタイミングで複数の人とデートに行くとなると、プライーベート・仕事を抜いた他の時間を人数で割って使っていく必要があります。別の人とのデートを間違えたり、ダブルブッキングでドタキャンは絶対にいけません。
必ずスケジュール帳またはスマホのカレンダーに予定を入れて、通知を受け取れるようにしておきましょう。上手に被らないよう、忘れないようにデートの約束を入れてコントロールをしましょう。
断り方を事前に考えておく
複数人と同時進行している場合、全員と付き合えるわけではありません。そのため、必ず誰かしらにお断りを入れる必要が出てきます。必ず来るその時のために、事前に言葉を考えておきましょう。
どんな言葉だったら相手の心の傷は最小限に収まるのか、どんなことを伝えたらお互いにいい別れ方ができるのかなど、相手のことをしっかり考えてお断りの言葉を伝えましょう。直前になって焦って伝えるより、しっかり言葉を作っていくのがおすすめです。
進展のない人は待たない
婚活において複数人の人と同時進行で仲を深めていく一番のメリットは時間短縮ができること。ただ、同時進行している相手との関係が進んでいないのに同時進行をしていても何も変わりません。なかなか進展しない相手だと同時進行がもったいないので、早めに見切りをつけて別の人との交際に真剣になっていくのが良いでしょう。
同時交際とキープは似ているようで異なるので、うじうじしているのではなく切り替え早く進みましょう。
婚活は効率よく進めよう
婚活で複数人の人と同時進行しながら仲を深めていく一番大切なことは、婚活を効率よく進めていくということ。同じ時間で複数人との相性や関係を進めていくといろんな人を一気に知ることができるので、この同時進行をうまく婚活に活用し、婚活を上手に進めていきましょう。
同時進行は一歩間違えると浮気と捉えられてしまうかもしれません。連絡はマメに相手を思いやって進めましょう。