婚活をしているとよくわかると思いますが、男性の中には自分が何歳になっても「若い女性がいい」と思っている人が結構います。もちろん、それは男性側が「現実見えていない」ことの表れでもありますが、30代女子よりも20代女子の方が選ばれやすいのも事実です。
となると、30代女子は数少ない「30代を選んでくれる男性」に条件を下げて「選んでいただく」ということになるのでしょうか?確かに、同じスペック、似たような容姿の場合20代には勝てないでしょう。
しかし、やり方次第でハイスペ男性を狙うことは可能です。今回は30代女性が十分ハイスペ男性を狙える方法を考えてみたいと思います。
目次
一般的には30代女子に「高望み」は厳禁ですが・・
一般的に30代女子が男性に「高望み」してもいいことはありません。なぜ高望みをすべきではないのかについては、当サイトの記事『30代女性の婚活事情!結婚したいなら高望みをやめるしかない?』に書いてある通りです。理想が高すぎて、そんな男性婚活市場にはいないよ、というのが全てですが、もう一つ政府の統計資料をお示ししましょう。
国立社会保障・人口問題研究所が2016年に公表した『第15回出生動向基本調査(結婚と出産に関する全国調査)』によると
「調査別にみた、 結婚相手の条件として考慮・重視する割合の推移」
では
男性が女性に求めるものは以下のように
人柄>家事・育児>仕事への理解>「容姿」>趣味
の順になっています。年齢が関係しそうな容姿はそこまででもないということがわかります。
一方、女性が男性に求めるものは以下のように
人柄>家事・育児>経済力>仕事への理解>「容姿」
の順になっています。女性の特徴として各項目の値(つまり重視する人の割合)が絶対的に男性よりも多いことが挙げられます。女性は全世代で「高望み」をしています。20代も30代も、40代も高望みをしているのならば、それにかなう男性がいたとしても、男性が重視する容姿がいい人は多くの場合若い女性ですから、その競争に負けてしまうというわけです。困りましたね。
「高望み」を「ハイスペ」に切り替える、ステータスの取捨選択
それでは、「高望み」を完全にあきらめて「誰でもいい」と無条件降伏すべきなのでしょうか?そうではありません。30代女性ならば完全な高望みはやめておいた方がいいですが「条件闘争」ならできるはずです。
つまりあらゆる要素が合格点以上の「高望み」ではなく、若干平均点、平均点以下のものはあるけれども、ステータスによっては他を抜きん出ている「ハイスペック」(ハイスペ)に切り替えることです。
婚活市場に出ている男性は、モテない感じの人が多いので、その部分は目をつぶり、年収や家柄、学歴等にターゲットを絞る方法です。30代女性と結婚する男性ですから、相手も30代、あるいは40代前半の人もいるかもしれません。そうなると、イケメンではない男性に加えて、薄毛や(病的ではない程度の)中年太りも多いでしょう。モテそうなイケメン男性は婚活するまでもなく結婚できているはずですので、婚活市場にはあまりいないでしょうね。。
「生理的に無理!」という人は仕方ありませんが、ある程度のマイナス要素には目をつぶり、相手のいいところを加点法で見ていくことが必要になります。そうすれば、少なくとも「ハイスペ」と言われる男性を捕まえることはできるかもしれません。
30代女性であることは、世の男性にとってみると加点要素ではありません。少なくとも30代後半女性については、婚活では確実にマイナス要素になると思ってください。こうなると、お互いにいいところを見つけ合える婚活にすべきであり、あまりに高望みをしてあらゆる男性を切って行くやり方は全く適当ではないことがわかります。
だから「年収」「職業」「学歴」「身長」等、あるステータスに絞ってそれが優れている人を見つける婚活にしないと、「総合力」がある男性が婚活にいたとしても、そういう人は20代の若い女性を選ぶので勝てないんです。一点突破を目指して婚活をして、その中でよりマシな人を選ぶ、つまり「年収○○○万円以上限定」の婚活をして、その中で容姿がマシな男性を選ぶ、など場当たり的に婚活をしても結果は出ないと思ってください。
ハイスペ婚のために婚活を取捨選択
それではハイスペ男性を見つけやすい婚活は何なのか考えましょう。婚活の種類としては
- 婚活サイト・婚活アプリ
- 婚活パーティー
- 結婚相談所(結婚情報サービス)
- 仲人型結婚相談所
- お見合い
の五種類が挙げられますが、親族、知人にお見合いのツテがない場合は、上の四種類から選ぶしかありません。実は、一番結婚できて、かつ様々な要素が高い男性と出会えるのがお見合いなのですが・・・、これは別の機会に書ければと思っています。
お見合いを除いた婚活のうち、本気でハイスペと結婚したいのならば「仲人型結婚相談所」か「結婚情報サービス」しかないと思います。婚活パーティーは一見するとよさそうで、「医師・弁護士限定パーティー」とか「年収1000万円以上限定パーティー」などに出れば見つかりそうですが、そもそも婚活パーティーで結婚する確率は極端に低いのです。婚活サイトよりも結婚に至る可能性が低いと言われる婚活パーティーに100回出るよりも、しっかりしたサポートがある結婚相談所で婚活した方が絶対にうまくいきます。
ハイスペ男性に選ばれるためのご自身のステータスを磨こう!
「結婚相談所にいる男性はモテない感じの人だから、女性の方が選んであげる」という態度ではうまくいきません。ハイスペ狙いならば尚のことで、例えばハゲていても年収が1000万円ある男性が、その辺の年収250万円の非正規雇用の女性と結婚するとは到底思えません。可能ならば、専業主婦でいいので若くて美人の女性と結婚したいはずです。
年齢については若返りはできないのですから、それ以外の要素を磨いて、ハイスペに選ばれるようにならないといけません。ご自身のステータスをアップしてください。
この場合のステータス磨き≠「自分磨き」です。
やっても意味がないもの
- アロマテラピー
- ヨガ
- 海外旅行
- 英会話、語学
- 着付け
- フラワーアレンジメント
- 水泳
- ピアノ
- ネイル
やって意味があるもの
- 料理
- 洋裁
- 話し方教室
これでは「良妻賢母」ではないですか・・・。その通り。婚活市場でそれでも売れ残っているハイスペ男性に欠けているのは母性のある女性からのアドバイスなのです。そんな古い価値観が嫌!という人も当然いるでしょう。その場合、年齢や容姿では20代に勝てないのですから、男性と同じ土俵で「年収」や「職業」をランクアップさせて、釣り合いがとれる客観的ステータスに持っていくしかないのですが、それがいかに難しいかは皆さんよくご存じでしょう。
売れ残りハイスペ男性が希望する女性は
「国立大早慶卒バリキャリ女子」
ではなく
「○○女子大卒の事務職」
なんです。彼らに欠けているものを持っているのは後者なんですね。
以上を踏まえて、ご自身の「売り」を客観的に把握していただいたうえで、高望みをしなければ婚活でハイスペ男性と知り合えます。彼らもモテないことはわかっていますから、そこまで過剰なハードルを設定しているわけではありません。でも、女性の方からどんどん切られてしまうのでかなりナーバスになっています。それを家庭的な雰囲気で鷲掴みにしてしまいましょう。
おすすめのハイスペ婚活とは?
それでは具体的にどんな婚活をすればいいのでしょうか?結婚情報サービスと仲人型結婚相談所で対応しそうなものを紹介します。
パートナーエージェント
結婚情報サービスの中でのメジャーで、かつハイスペが多いことで知られています。
特徴としては
- 男性会員→年収で切られる
- 女性会員→年齢で切られる(44歳まで)
というわけで、少なくとも年収面では男性のスペックは一定程度担保されていると考えられます。30代ならば女性はOKなのですから、すでに年収でフィルタにかけられている男性の中から、効果的に他の要素がマシな人を探すことができます。
公式サイト:パートナーエージェント
誠心
男性は医師や大企業社員、公務員等に限定した結婚相談所になります。大手の結婚相談所とデータを共有せず、オンラインではない紙媒体で異性のデータを紹介します。医師のネットワークもあり、先輩医師から紹介される男性もいるそうです。
ハイスペの結婚相談所として知る人ぞ知るところですので、資料請求してみてもいいかもしれませんね。
公式サイト:誠心
東大早慶倶楽部(R)
名前の通り、東大、早稲田大、慶応大のOB、OGしか会員になれない結婚相談所です。女性についてもOGであることが求められますが、自分に釣り合うハイスペ男性を探すのであれば、もしこれらの大学の卒業生ならば利用してもいいかもしれません。
スペックのうち「学歴」にこだわる人はここがいいかもしれません。
公式サイト:東大早慶倶楽部(R)
まとめ
女性が30代になると婚活での「高望み」は厳しくなり、結婚できずにずるずると引きずってしまう可能性がありますが、あるステータスに絞って相手を見つけることは十分に可能です。そのためには不特定多数が参加する婚活ではなく、あらかじめ「男性はハイスペ」に限定された婚活にすべきで、30代ならばまだまだそこで戦えます。
ただし、ハイスペ男性ほど女性の年収は重視しないので、それ以外の要素(家事や価値観)を高めるように努力してください。あとは本当に「高望み」しなければ全然大丈夫です。